枕崎市はカツオが有名。医療機関などもある

枕崎市は鹿児島県の薩摩半島にある市です。
2023年の人口は1万9,715人でした。
人口は減少傾向にあります。
東シナ海に面した温暖な地域で、カツオの水揚げが盛んな「枕崎漁港」は全国的にも有名。
体験型観光施設にもなっている「枕崎お魚センター」では、カツオのワラ焼きやたたき、鰹節削りなどを体験することができます。
特産品はカツオが有名ですが、その他にも枕崎茶や柑橘類のたんかんなども知られています。
さらに、電球などを照明に用いて栽培を行う「電照菊」の産地としては南九州最大規模を誇り、特に「神馬」と呼ばれる種類の菊は全国的な注目を集めています。
市内の交通機関としては、市南部をJR指宿枕崎線が横断し、市内には3つ駅が設置されています。
主要駅は枕崎駅で、枕崎駅は「日本最南端の終着駅」として観光名所ともなっており、到着証明書も発行してもらえます。
鹿児島交通バスが市内を循環中です。
観光スポットとしては、日本書紀にも登場する海幸彦と山幸彦にゆかりのある「火之神公園」があります。
市民の憩いの場であるこの公園は、雄大な景観を望める人気スポット。
沖にそびえる立神岩や、薩摩富士とも呼ばれる開聞岳が見られます。
観光シーズンになると、ピクニック客も多く訪れます。
また、釣りの盛んな地域で、休日になると多くの家族連れで賑わうエリア。
道具や餌などはホームセンターをはじめ、釣具店や漁港などでも入手できるため、初心者でも手軽にフィッシングを楽しめます。
枕崎市は北部が山林となっており、スーパーなどの商業施設は市の南部に集中しています。
大型商業施設はありませんが、枕崎お魚センターでは新鮮な魚介類が、南薩摩地域地場産業振興センターでは特産品などが購入できます。
医療施設の数も多く、枕崎市立病院など大きな病院もあります。
近年、サービス付き高齢者向け住宅やグループホームなども誕生しました。
サービス付き高齢者向け住宅は、海や公園に近い自然環境豊かな場所に立地している所や、オートロックでセキュリティも充実し、オール電化で快適な生活ができる所も。
一方、グループホームには、ウッドデッキや庭園を備えたホームや、料金が格安なホームなどがあります。