ロケットや人工衛星の打ち上げで有名になりました

大隅半島の東南部に位置する、肝付町。
北西部で鹿屋市と隣接しているほか、同じ肝属郡に属する東串良町・錦江町・南大隅町に囲まれています。
旧高山町・旧内之浦町が2005年に一体化して発足した、まだ新しい都市です。
町域の大部分が、肝属山地に代表される山林地帯で占められています。
市街地や農地は北西部に広がる肝属平野に集中しています。
そのほか、海岸線に沿って各地に集落がつくられてきました。
肝付町は、内之浦宇宙空間観測所を擁する町として全国的に知られています。
この観測所は、ロケットを打ち上げる設備を備えた研究施設です。
これまでに、日本史上初の人工衛星となった「おおすみ」などがこの場所から宇宙に飛び出してきました。
肝付町は何世紀も昔から、馬に乗りながら矢を放つ伝統技術「やぶさめ」と深いゆかりを持つ地域でした。
四十九所神社では毎年10月の第3日曜日になると、やぶさめ祭りが開催されます。
この祭礼のために、地域の男子中学生が約ひと月の間稽古を積みます。
その成果を披露する様子は、一見の価値があっておすすめです。
肝付町には、やぶさめの里総合公園という名の総合的な娯楽施設も存在します。
温泉やゴルフのようなご高齢の方でもお楽しみいただける設備があるのが見どころです。
このほか、隣接する錦江町方面に近づいていただくと広大な敷地を持つ大隅南部県立自然公園にお入りいただけます。
優れた景色をご堪能いただける場所が豊富にあるため、何度訪れていただいても見飽きることはありません。
肝付町には現在、鉄道が開通していません。
ただし地域によっては、JR日南線の志布志駅をご利用いただけます。
路線バスについては、いわさきグループが運行するサービスをご利用可能です。
幹線道路に関しては、国道220号線・448号線や県道68号線・73号線・74号線などがよく使われている模様です。
町外にある、九州自動車道や東九州自動車道のインターチェンジを使用する町民は少なくありません。
肝付町の人口は、昭和の中ごろから減少しています。
2023年の調査を振り返ると1万4,241人という結果が出たことがわかります。
同年の高齢化率は、42.7%を記録しました。
これから肝付町にて介護施設へのご入居をお求めになる場合は、グループホームがおそらくいちばん見つかりやすいでしょう。
そのほか、民間企業が主体の施設なら住宅型有料老人ホームなどが、公的な施設なら特別養護老人ホーム・介護老人保健施設あたりが見つかる機会があるでしょう。