散歩をすると、寺院や神社にしょっちゅう出くわします

一宮寺の創建は、伝承によれば8世紀にさかのぼります。四国八十八箇所の中では83番の札所に選ばれており、大師堂や護摩堂には文化的な価値が高い大師像や不動明王像が大切に保管されています。
一宮駅は仏教寺院の最寄り駅として知られているだけではありません、「讃岐国一宮」として知られる田村神社の最寄り駅でもあります。いずれにせよ、このような由緒正しい寺社仏閣が建てられているため、地域全体に穏やかな雰囲気が漂っています。
このふたつ以外にも小ぢんまりとした寺社仏閣がいくつも建てられており、高齢者が静けさを求めるにあたっては理想的なエリアとなっています。駅の周囲は基本的には平和な市街地ですが、建物の密度はかなり低く、のんびりとした空間があちこちに残されています。
一宮駅は、高松琴平電気鉄道の琴平線に所属する駅です。中間地点に位置する駅ですが、どちらかといえば発着駅である高松築港駅に近いほうに所在しています。この発着駅まで出向くと、JRの各線(高徳線・予讃線)への乗り継ぎを実施できます。
そして、高松築港駅の2区間手前に登場する瓦町駅で下車すると、長尾線および志度線への乗り継ぎが可能となります。これら2駅を除外すると、乗り換えのチャンスがある駅は終着駅である琴電琴平駅に限られます。琴電琴平駅まで行くと、JRの土讃線へ乗り換えることができます。
一宮駅の近所は少子高齢化がじわじわと進行しているエリアに含まれています。介護施設を建てる必要性はずっと前から明らかだったため、早くから施設の誘致などが官民一体で進められてきました。そのおかげで、現在はいろいろな入居先の選択肢を持てるというメリットが住民に与えられています。
施設を見つけられる確率が上がるのは、駅から1キロ前後離れてからでしょう。1~3キロくらい離れたあたりが、いちばん施設を見つけられる可能性が高そうです。それでも飽き足らなかったら、徐々に施設探しをする範囲を拡大していけばよいのではないでしょうか。戸数が特に多そうなのは、グループホームでしょう。その次に多そうなのはおそらく住宅型有料老人ホームだろうと推定できます。