駅からの距離もまずまずで、価格帯もまずまずの施設があります

円座駅は、スーパーマーケットのチェーン経営で華々しい成功を遂げている「マルナカ」の本拠地に近い駅として有名です。とはいえ駅の周囲にはビジネスの雰囲気はほとんど感じられません。物静かな土地が一面に広がっており、高齢者が自立した生活を送りたいときに、好条件が集まっている土地柄です。
住民の間では自動車や原付の普及率が高いのですが、ドライブをするときは近くを走る県道44号線を使うと、遠くに出かけやすくなるでしょう。駅の付近にはバス乗り場が設置されています。
円座駅は、高松琴平電気鉄道の琴平線の管内にある駅です。この路線は、高松市内を回ってから綾歌郡綾川町・丸亀市・仲多度郡まんのう町を走行して琴平町に到着します。乗り換えが可能な駅は発着駅ないし終着駅側に集中しており、円座駅からはそこそこ離れています。
いちばん近い乗り換え場所は瓦町駅で、ここで降りると志度線と長尾線に乗り換えできます。瓦町から2区間進むと出現するのが、発着駅である高松築港駅。この駅は、JRの高徳線や予算線と接続しています。反対方向については、乗り換えを目指せるのは終着駅である琴電琴平駅しかありません。琴電琴平駅まで行くと、JRの土讃線への乗り換えができるようになります。
円座駅の近所で介護施設を探すことは、昔と比べたら簡単なことになっているようです。もっとも、介護サービスのニーズはこの円座駅一帯でも跳ね上がっており、入居人数に余裕がある施設ばかりだとは限らないという事実があります。まずは、施設を探しやすい範囲(円座駅から1~2キロの範囲)をしっかりと探すことが大事でしょう。
円座エリアでさかんに建てられてきたのは、グループホームおよび住宅型有老人ホームですから、なるべくこれらの施設に入る前提で探したほうが得策となります(グループホームへの入居は、原則として認知症の発症者だけですが)。入居費用については「安く上がった」という声がたくさん出ており、毎月の負担額が15万円以下でOKというパターンはザラです。