盛岡都市圏に属する町。東根山や志賀理和氣神社などが有名です

岩手県の中央部分からやや西寄りに位置する、紫波町。
町域の東端は、花巻市・盛岡市に南北を挟まれるような地形となっています。
そのほか西部から北部にかけて同じ紫波郡に属する矢巾町と岩手郡の雫石町と隣接しています。
町の東西は山林地帯のため、農地や市街地などは中央部分に集中。
交通機関などもこの地区を中心につくられてきました。
雫石町との境界線に近い東根山は、植物の豊かさや眺めの素晴らしさで有名で各地から登山客が集まります。
この山の近くには温泉が湧き出しており、最新式の設備がそろった施設でのご入浴をお楽しみいただけます。
紫波町を代表する旧跡といえば、志賀理和氣神社・郡山城址などがよい例でしょう。
志賀理和氣神社は、日本最北端の式内社と考えられています。
この神社の見どころは、参道で大切に手入れされている数十本の桜でしょう。
県内で最古のヒガンザクラと推定されています。
今から40年以上前に、町から天然記念物の指定を受けました。
郡山城は、室町幕府将軍家の一門であった斯波氏が代々拠点としてきた城でした。
現在は城址全体が公園として保管されています。
紫波町は盛岡市に近いことから、昭和後期から少しずつベッドタウンとして活用されるようになりました。
実際に盛岡市内に通勤・通学する町民はこの30年くらいで大幅に増えました。
鉄道に関しては、JRの東北本線にご乗車できます。
路線バスについては、岩手県交通のサービスがご利用可能です。
幹線道路に関しては、東北自動車道にお乗り入れできるインターチェンジ・サービスエリアがそれぞれ1ヶ所設置されています。
また、国道4号線・396号線・456号線も便利なためおすすめです。
紫波町の人口は、1970年代後半から成長期に入りました。
その伸びが完全に止まったのは今世紀に入ってからのことでした。
その後は横ばい気味ですが、若干の減少傾向が見られます。
2023年の調査では、33,049人という計算結果が発表されています。
同年の高齢化率は31.6%。
これは全国平均値をやや上回る数字でした。
人口が流入している間に中心市街地はどんどん整備されたため、一昔前より格段に便利になっています。
今の紫波町で介護施設へのご入居をお求めになる場合は、グループホーム・特別養護老人ホームが比較的探しやすいでしょう。
そのほか、公営の施設では介護老人保健施設が、民営の施設ではサービス付き高齢者向け住宅が見つかりやすいためおすすめです。