今世紀に入ってから駅の周囲がこぎれいになっています
2006年まで存在した、胆沢郡の旧前沢町。黒毛和牛のブランドとして全国的にファンを持つ、「前沢牛」の名産地です。この町で唯一の鉄道駅だったのが前沢駅でした。現在も、奥州市前沢区で唯一の駅であることに変わりはありません。奥州市への編入が起こる直前に、駅舎のリニューアル作業や新しい自由通路の開放が行われました。旧駅舎があったスペースは現在、公園として利用されています。
前沢駅は市街地に取り囲まれており、かつての町役場はいまだに市役所の支所として使われています。しかし駅の東側・西側ともに少し歩くとすぐに人の気配がない一帯にぶつかります。駅の東側の場合なら田園地帯が広がっていますし、駅の西側であれば山林地帯に突入します。
前沢駅は県道237号線や243号線に近い位置にある駅。東北自動車道とも直線距離であればたいして離れているわけではありません。駅前および駅の近所の停留所にて乗り降りできる路線バスは、東磐交通および岩手県交通、それから市営のコミュニティバスのいずれかが運行元となっています。
前沢駅は、JRの東北本線に所属する駅です。2区間先に現れる水沢駅で降りて待つと、快速列車への乗り換えができます。水沢駅の3区間先に出てくる北上駅では、北上線および東北新幹線への乗り継ぎが実行できます。もっとも東北新幹線については、逆方向に3区間進むとアクセスできる一ノ関駅でつかまえることも可能です。この一ノ関駅では、大船渡線への乗り継ぎもできます。
前沢駅の利用率は、今世紀の初めまでは下降線をたどっていた模様です。2004年に業務委託化が実行されたのはそれが主因でしょう。しかし低下のペースは近年、だいぶ衰えてきました。1日ごとの乗客数は、過去15年間は500~700人の間で推移しており、2010年以後は600人を割る年がほとんどです。
前沢駅の近辺で介護施設をお探しの場合、駅から10キロ圏内を最初から検討して検索してみましょう。また、より多くの施設をご検討の場合は15キロくらい離れたところまでターゲットに置いておくと良いでしょう。
施設のジャンルについては、グループホーム・サービス付き高齢者向け住宅あたりを目印にしたほうが建設的です。入居料金は、幸いなことにあまり高額にならない傾向がありますし、入居一時金がないところも多いです。





