田園風景と山林の荘厳な風景に挟まれた土地です
山ノ目駅が開業したのは、今から90年近く昔の昭和初期のことでした。2011年の2月から駅舎の改修工事をはじめていましたが、東日本大震災の影響を受けて予定が遅れることになりました。しかしその遅れを取り戻す勢いで工事が再開されており、ゴールデンウィークが終わったころには無事に新しい駅舎のお披露目が実行されています。
プラットホームに降り立つと、駅および線路の東側と西側できわめて対照的な風景が広がっております。東側は整然とした田園地帯が北上川の西岸まで続いていますが、西側は山林がそびえており、その手前に宅地がつくられています。リラックスしたい気分の高齢者にとっては、おすすめできる土地柄となっています。
山ノ目駅は、県道14号線や134号線、260号線といった車道に取り囲まれています。西側の深い緑の間を一関バイパスが延びていますが、もっと西方に進むと東北自動車道が南北に走っています。そのそばに温泉が湧き出していますので、温泉が好きな方にもおすすめの環境です。
山ノ目駅は、JRの東北本線に所属する駅です。一関市の中心的な駅といえば一ノ関駅ですが、この駅とは隣同士。一ノ関駅では東北新幹線を利用できるほか、大船渡線への乗り継ぎが実現します。
反対方面では、4区間先に現れる水沢駅で降りて待つと快速列車「アテルイ」に乗車できます。この水沢駅から3区間先へ行くと北上駅に到着しますが、この駅は北上線への乗り継ぎ場所としてよく使われています。
山ノ目駅は30年以上前から職員が派遣されない体制で運営されています。駅の西側はかなり込み合った宅地という印象ですが、トータルでは住民が少ないことがその理由でしょう。実際に駅の利用率は相当に低いと推定されていますが、具体的な調査はめったに実施されていない模様です。
山ノ目駅の周囲は、人が暮らせる場所と暮らせない場所がかなりはっきりと分かれている点が特徴です。介護施設を探す上では時間を無駄にしてしまう恐れがありますので、その点を注意して検索しましょう。
駅から1キロ以内、あるいは2キロ以内で営業している事例は若干であれば発見できます(月額使用料が10万円前後のサービス付き高齢者向け住宅などが考えられます)。しかしたくさんの施設をなるべく比較・検討したい場合、遠距離にある施設にも検討しましょう。場合によっては、駅から10キロ以上遠ざかって探す必要があるでしょう。














