旧那珂郡瓜連町の中心市街地にやや近いエリアです
瓜連駅が2018年の初夏に、開業100周年の記念日を迎える予定です。駅が設立された当初は、終着駅(たったの数ヶ月だけでしたが)として運営されていました。瓜連駅はその後、今から40年以上前に貨物の運搬を終了します。そして昭和末期に入ると職員が派遣されないという決定が下されました。駅はプラットホームと橋上駅舎をつなげた構造となっており、シンプルなものですが今世紀に入ってから駅の外側は急に変わりました。新た南側に出入り口が増やされ、その前に広場が設けられたのです。新たにロータリーが設けられたことで、瓜連駅周辺に乗り入れる路線バスは、系統などが増やされています。駅前および駅の近くの停留所にて乗り降りできる路線は、市営のコミュニティバスのほか茨城交通の手で運行されています。瓜連駅の近くでアクセス可能な幹線道路については、国道118号線や県道317号線があります。瓜連駅は、JRの水郡線の管内にある駅です。水郡線は福島県と茨城県にまたがる長大な路線ですが、よその鉄道への乗り換え場所は、発着駅や終着駅に近寄らないと利用できないというのが難点でしょうか。発着駅である水戸駅まで行くと、常磐線や鹿島臨海鉄道の大洗鹿島線を利用できます。終着駅である郡山駅まで行ったときは、在来線3種類(東北本線・磐越東線・磐越西線)と新幹線2種類(東北新幹線・山形新幹線)への乗り換えが可能となります。なお東北本線の黒磯方面に行きたいときは、郡山駅の手前に所在する安積永盛駅で乗り換えするとよいでしょう。瓜連駅の利用率は、少しずつ下がっている段階に入っています。今世紀に入ってからの1日あたりの乗客数は、2002年に450人を下回り、その6年後に400人以下に落ちました。2010年代に入ると例年350人未満を記録しています。那珂市は人口減少に悩んでいる自治体ではありません(つい最近まで、人口は一貫して成長していました)が、瓜連駅の近くに関する限りは高齢化や過疎化といった諸問題は無視できる状態ではありません。介護施設については、探しやすい状態だとはまだ言えません(1~2キロくらいの距離にある施設も若干なら簡単に探せるのですが)。この駅を起点として施設をチェックしたいときは、8~10キロくらい離れたあたりまでよく見回したほうがよいでしょう。施設の区分については、介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホーム、グループホームなどを目にする機会があるだろうと思われます。

















