海岸に近づくと、景色のよい名所がいっぱいです
茨城県と福島県の境界線に近い位置に立地する大津港駅は、2013年の春から駅舎の改築工事が終了して市内のシンボルといえる名所「六角堂」をモチーフとした外観に生まれ変わっています。その約2年後に、ダイヤが改められたために特急列車が停車しない駅に変更されました。
駅の周囲は、主に東側が西側よりも人口密度が高く、市街地化が顕著な印象です。海岸に向かうと緑地に突入しますが、温泉や観光施設なども数ヶ所存在します。南東方向に向かうと、距離はあるものの風光明媚なことで名高い五浦海岸にアクセスできます。この場所にはひときわ観光施設が多い上に、美術館などをはじめとした文化施設がいくつも建てられています。
大津港駅の周辺で幹線道路を探すとしたら、国道6号線を抜きにしては語れません。駅前には一般のバス事業者は進出していません。その代わりに市営のコミュニティバスがサービスの供給を実施しています。
大津港駅は、JRの常磐線に所属する駅です。管内で最短距離にある乗り換え場所は、30キロほど離れているいわき駅でしょう。この駅では磐越東線への乗り継ぎが実施できます。反対方向では、50キロ以上離れていますが勝田駅がいちばん近いです。この駅ではひたちなか海浜鉄道の湊線への乗り継ぎが可能です。その隣には水戸駅が待ち構えています。水戸駅では水郡線および鹿島臨海鉄道の大洗鹿島線への乗り換えが実現します。
大津港駅は現在、業務委託の状態で運営されています。利用率が下がっていることは否定できません。1日あたりの乗客数は、今世紀がはじまった時点では1700人を超えていました。それから10年経つと1000人を割り込むまでに減っています(とはいえ、2010年代は1000人台を例年維持しており、横ばい状態に入りつつあるのですが)。
大津港駅を起点として介護施設をチェックするなら、駅から2キロ以上は離れたところからはじめたほうがおそらく建設的でしょう。駅から歩いてアクセスしやすい施設は数が少なく、また倍率がきわめて高いからです。最初のうちは駅から2~8キロくらいの範囲を念入りに探し回る姿勢を持つことが大事でしょう。それでも結果が出なければ10キロ以上遠くにある施設にも目を向けてみましょう。
施設の種別に関しては、グループホームなどが中心的。しかし昨今は、高齢者住宅・サービス付き高齢者向け住宅のようなタイプが新興勢力となりつつある模様です。どちらの場合でも月額使用料・入居一時金がともに10万円台という事例が発見可能です。








