図書館・埋蔵文化財センターがほぼ目の前に立地しています
始発や終電の停車場として、しばしば選ばれている中央図書館前停留場。開業したのは昭和の初期のことですが、元来は「師範前」という名前を用いていました。今から半世紀前に、「教育大学前」という名称に改められますが、それから約20年後に「西屯田通」と2回目の改称を経て今の名称になっています(北海道教育大学の札幌キャンパスの移転が決定したため)。現在の名前が採用されたのは四半世紀前のこと。ちょうどその時期に札幌市立中央図書館が移転してきたためでした。この機会に、停留場および渡り線が50メートルほど移設されています。中央図書館前停留場がある場所は、藻岩山のふもとであり、山から見ると北東の方向です。藻岩山麓通や環状通に出やすい位置となっています。中央図書館前停留場は、札幌市が運営する「埋蔵文化財センター」と同じ建物に入居しています。このセンターは市内の遺跡から発掘された貴重な史料が展示されており、市民の文化学習に貢献してきました。図書館は言うまでもないことですが、市内でも指折りの蔵書数を誇っており、高齢者の利用率も群を抜いている模様です。中央図書館前停留場は、札幌市電の山鼻線と山鼻西線の両方に属する停留場です。山鼻線の方角を目指すなら、5区間先にある静修学園前停留場が最寄りの乗り換え地点です。この停留場では札幌市営地下鉄の南北線に乗り換えできます。山鼻西線の方面であれば、最短時間で到着可能な乗り換え地点は8区間先に登場する西15丁目停留場です。この停留場および隣接する中央区役所前停留場で下車すると、札幌市営地下鉄の東西線への乗り継ぎができます。中央区役所前停留場から2区間進むと西4丁目停留場に着きます。この停留場では、前述の2種類の地下鉄のほか、東豊線も利用できます。中央図書館前停留場の近所で、介護施設をお探しの場合は、藻岩山が占めるエリア(主として東側)を省いて方向や距離を決めていく必要があります。徒歩数分でアクセスできる範囲(停留場から数百メートル程度)の施設は若干数であれば簡単に検索で発見できるでしょう。ただし、停留場から5キロくらい離れたあたりにも、好意的な評判がたくさん寄せられている施設が運営されていますから、近場ばかりに視線を向けないことも大事でしょう。施設のタイプについては、グループホームや介護付き有料老人ホームのほか高齢者住宅や住宅型有料老人ホームが増えているところです。





























