数年以内に、広島駅に一直線に行けることになりそうです

稲荷町停留場は当初、「稲荷大橋東詰停留場」という名前だったことが明らかになっています。実際にこの橋のすぐ近くに設立されており、稲荷大橋を渡って橋本町や銀山町が連なるエリアに突入できます。なお、稲荷大橋と反対方向に相生通りを直進すると、猿股川にたどり着きます。この川は近くに架けられた猿股橋や大正橋を使って渡ることがおすすめです。
稲荷町停留場がある場所は、稲生神社のすぐ近くです。この神社は創建されてから250年以上が経過していますが、数々の妖怪をテーマにしたストーリーを編纂した「稲生物怪録」の著者、稲生武太夫を祀っていることで有名になりました。民俗学者や小説家などが取材に訪れたことでたびたびニュースに取り上げられています。
このように、寺社仏閣などが残る一方で、稲荷町停留場の周囲はかなり発達した市街地です。オフィスビルをはじめ商業施設などが密集している点が最大の特徴といえるでしょう。
稲荷町停留場は、広島電鉄の本線に所属する電停です。隣接する的場町停留場で降りると、皆実線への乗り換えが実現します。そこから2区間進めば、広島駅停留場に到着しますからJR線の各線(山陽本線・芸備線・山陽新幹線)を通して遠方への旅程を組めるようになります。
反対方向では、いちばん近い乗り換え場所は3区間離れた八丁堀停留場でしょう。この電停で下車すると、白島線への乗り継ぎを実行できます。さらに2区間進むと、紙屋町東・紙屋町西停留場が見えてきます。これらの電停は、宇品線や広島高速交通のアストラムラインへの乗り継ぎ場所として利用されます。
稲荷町停留場の近辺は、介護施設が建てられているイメージはおそらく希薄でしょう。しかし若干数であれば、駅の近くで入居先を探し当てることは可能です。もっとも施設数が多くないことは事実ですから、できたら5キロくらい離れたあたりまでよく見ることが大事でしょう。施設の種別については、サービス付き高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホームなどが多めに建てられてきた形跡があります。