広島市安芸区は認知症対策に注力。グループホームの数も多い

広島市安芸区は、広島市の8行政区の一つ。1980年に広島市が政令指定都市に移行した際に設置されました。
安芸郡海田町を挟むような形で2つの区域に別れています。
交通アクセスはJR西日本の「山陽本線」が瀬野駅などの駅に、そして「呉線」が矢野駅に停車。
瀬野駅にはスカイレールサービス広島短距離交通の「瀬野線」が連結しており、みどり中央駅など3つの駅に止まります。
バスは「広電バス」や「芸陽バス」、隣接する板町が運行する「板町循環バス」が区内を走行。
道路も国道2号線や広島県道34号「矢野安浦線」などが整備されています。
鉄道・バス・自動車道と揃っていますので、交通アクセスは比較的良い街と言えるでしょう。
人口は増加していましたが、近年ではやや減少傾向です、2023年には約7.7万人に。
高齢化率も27.3%と全国平均29.0%よりやや低め。
しかし「4人に1人は高齢者」という現状は否めませんので、安芸区は広島市と共に、さまざまな福祉サービスを行うことで、高齢者の生活を守ろうとしています。
特に認知症対策に力を入れており、「認知症コールセンター」を設置して認知症の方とその介護者の相談に対応。
また、区内に「認知症疾患医療センター」を設立し、認知症に悩む方がより深い専門治療を受けられるようにしています。
その他にも、安芸区を含め広島市全体で「グループホームの空き室状況」を管理して情報公開するなど、積極的な高齢者サポートを実施しているのが好印象です。
現在、安芸区にもグループホームが十カ所以上。
かなり充実している区と言えます。
そのおかげで待機人数が多いとされるグループホームでも、区内には空き室のあるホームもあり、待たずに入居できる場合も。
また、グループホームは医療機関と連携をしているので、歯科や内科の定期訪問診療も受けられます。
ホームによって特色が違い、駅から近い好立地な所や外出イベントの多い所などさまざま。
何軒か見学に行き、実際のサービス内容を聞いて、その良さを感じて頂きたいです。
安芸区には広島市内や広島湾が一望できる展望スポット「絵下山(えげさん)」や、桜の名所「蓮華寺山」、パークゴルフやディキャンプが楽しめる総合公園「瀬野川公園」など、楽しいお出かけスポットも。
さらには、広島市の中心部にも近く、交通の便もありますので、楽しく暮らせる街でしょう。
シニア世代にもおすすめのエリアです。