本宮市は「緑水苑」など美しい公園が多い街。お米等が特産品

本宮市は、福島県のほぼ中央にある市で、2023年の人口は3万2,395人です。
福島県は奥羽山脈と阿武隈高地によって、県東部の浜通り、県中部の中通り、県西部の会津という3つのエリアに分かれていますが、このうち本宮市は中通りの中部に属します。
市域は郡山盆地に含まれ、市中部を縦断するように流れる阿武隈川流域の肥沃な土地では、良質なコシヒカリが生産されています。
特産品はお米のほか、本宮烏骨鶏やとろろ芋などです。
本宮市には、市内を縦断する形でJR東北本線が走行。
五百川駅と本宮駅が設置されており、主要駅は本宮駅です。
ちなみに東北新幹線は通過するだけで、市内に駅は設けられていません。
路線バスとしては、市街地巡回バス、市営バス、広域生活バスが市内を循環し、通勤・通学用のバスも運行されています。
市西部を縦断する東北自動車道は本宮IC(インターチェンジ)から利用可能。
市南西部を磐越自動車道がかすめていますが、ICはありません。
市内の「白沢地区」と呼ばれるエリアは、古くは養蚕業の盛んな地域として知られ、養蚕に使用された道具類が国の登録有形民俗文化財に指定されています。
市内東部にある「白沢ふれあい文化ホール」で常設展示されており、はた織り機の体験もできます。
市内には多くの川が流れ、自然も豊か。
市の中北部には、本宮市で初の大規模公園となる「みずいろ公園」が1993年にオープンしました。
この公園は市内外から多くの家族連れが訪れる市民の憩いの場です。
また、五百川沿いにある四季の里「緑水苑」には3万坪の広大な自然庭園が整備され、四季折々の草花が彩りを添えています。
バードウォッチングやバーベキューに訪れる市民も多く、癒しスポットとして人気です。
花と歴史の郷「蛇の鼻」も、季節の草花を堪能できる場所。
春のフジ祭から始まり、初夏のスイレン祭、秋のもみじ祭など季節のイベントも行われており、園内の「蛇の鼻御殿」は登録有形文化財にも指定されています。
加えて、本宮市春まつりで開催される「夜桜花火」、本宮市夏まつりで開催される「もとみやみずいろ花火」は本宮市の風物詩。
秋にはもとみや秋まつりも行われ、男性のみの裸神輿や女性のみの真結女神輿などが賑やかに市内を練り歩く一大イベントとなっています。
市内にはショッピングモールなど大型商業施設もありますし、スーパーマーケットなど商業施設も本宮駅周辺を中心に増えています。
総合病院や内科、歯科、眼科、耳鼻咽喉科、胃腸科、外科などの個人病院や、グループホームや特別養護老人ホーム等もあるのが魅力です。
グループホームの中には家具やトイレ完備の個室が用意されているところも。
レクリエーションやイベントなども豊富で、ワクワク感に満ちたシニアライフを楽しめるでしょう。