再開発事業でつくられた新しい駅ビル「LATOV」が人気です

いわき市がある場所は市内の中心エリアです。寺社仏閣がある場所などは、例外的に深い緑に包まれていますが駅の周辺は非常に開発されています。特に駅の南側は企業の事業所や商業施設などが整然と並んでいます。市役所のような公的な施設なども駅のそばに出てくるだけでかなり利用できるようになるでしょう。過去10年間の「いわき駅周辺再生拠点整備事業」が近年になって着々と結果を出していると結論付けられます。
いわき駅に降り立ってからバスに乗りたいなら、南側のロータリーが発達していて使いやすいです(北口にもありますが)。大量の路線を管轄しているのは、新常盤交通1社です。
いわき駅はJRの常磐線と磐越東線が交差する駅です。いわき駅は常磐線の管内では品川・日暮里方面と岩沼・仙台方面を中継する役割を果たしています。近い乗り換え場所を探すなら、上り方面ではおよそ90キロ離れた勝田駅(ひたちなか海浜鉄道の湊線と接続)、下り方面では130キロ以上離れた岩沼駅(東北本線と接続)となります。磐越東線については、乗り換え場所は80キロ以上遠方にある郡山駅だけとなります。郡山駅まで行くと、東北本線・磐越西線・水郡線、それから東北新幹線・山形新幹線に乗り換えできます。
いわき駅の利用率は、過去15年の間「一貫して低下してばかり」というイメージが強そうです。1日ごとの乗客数を計算すると、2006年に7000人以下に落ちており、その5年後には5000人を下りました。もっともその後は連続して増加しており、徐々に持ち直していくことが期待されています。
いわき駅の付近で介護施設を探すなら、最近は状況が段々と有利になりつつあります。駅からの方角や距離を調べると、かなりまんべんなく施設が建てられているからです。ただし、人気が高い公営の施設などは待機者が常に何人も控えていることを忘れてはならないでしょう。
最初の時点では、駅から5キロ以内の近場をじっくりと観察して、なるべくいろいろな施設の案内に目を通すことが大切でしょう。特に軒数が多いのはグループホームですが、介護付き有料老人ホームや高齢者住宅なども増えてきました。入居コストは総じて安く設定されているようです。