住宅地が並ぶ中に、介護施設が順調に進出に成功しています

整然とした団地や戸建て住宅が立ち並ぶエリアが、駅の周囲の風景の過半数に達しています。それ以外は、学校・教育機関やまばらに建てられた商業施設で占められており、人生をリタイアした世代が住み着いて静けさに満ちた暮らしを送る分には絶好の街並みとなっています。
賀茂駅は、市営地下鉄七隈線に所属する駅です。発着駅の橋本駅にかなり近い場所にありますが、乗り換えを狙うなら終着駅方向に目を向ける必要があります。現時点では天神南駅が終着駅ですが、ここまで行くと同じ地下鉄の空港線かJRの天神大牟田線への乗り継ぎが可能となります。
その手前にある薬院駅でも天神大牟田線への乗り換えはできますが、この2駅を除外すると乗り換えのチャンスはまだありません。とはいえ、博多駅まで延伸するプランがありますから将来に向けて期待感が持たれています。博多駅はもともと、JR九州とJR西日本が顔を合わせるところとして知られています。したがって、在来線・新幹線どちらにかんしても2種類のJRが管轄する路線をまとめて利用できることになるわけです。
賀茂駅の利用率は、開業以来順調に上がっています。1日ごとの乗客数を調べると、2009年に2000人を突破しており、開業した年度の2倍に達するのはもはや時間の問題のように扱われているほどです。
賀茂駅の近くには、すでに少なからず介護施設の進出が成功しています。宅地開発が20世紀中に実施された地域では、住民の高齢化は共通した問題ですが、介護事業界の計画的な取り組みのおかげで賀茂駅の近辺はだいぶ恵まれたシチュエーションとなっている模様です。特にグループホームの進出が盛んなため、認知症の疑いがある高齢者については早めに診断を受けておくことがカギとなるでしょう。
それ以外の施設、たとえばサービス付き高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホームなどの建設も、一度にまとめて行うわけにはいかないもののまずまずの建設状況となっています。ちなみに、ユニークな外観で噂になっている施設は1軒や2軒ではありません。見に行くだけでも得られるものがありそうです。