福岡でも有数の学生街。高齢者にもなじみやすい雰囲気です
福大前駅のシンボルマークは、「トンビと学生帽」というテーマの下でつくられています。その背景には、福岡大学の応援歌が「七隈トンビ」であることからきています。福大前駅は正式に開業してから約6年後に、大学医学部の附属病院と駅舎を直結させており、傷病人や高齢者にとって一段と使いやすい構造となりました。
福大前駅は、城南学園通りのほぼ真下につくられた駅です。この大通りをまっすぐ進むと、やがて中村学園大学にたどり着きます。国道202号線や県道49号線へのアクセスがしやすい大通りでもあります。なお駅の南側を福岡都市高速環状線が東西に走り抜けています。
駅から最寄りのバス停留所には、西鉄バスが管理する路線バスが乗り入れています。ちなみに福岡大学病院のほか、清明病院にも近いというセールスポイントがあるといえるでしょう。
福大前駅は、福岡市営地下鉄の七隈線の管内にある駅です。発着駅方面に向かうと、早良区を通って西区方面に行けますが、他の路線への乗り継ぎはありません。乗り換えは、終着駅がある中央区内に集約されています。
天神南駅およびその2区間前に位置する薬院駅は、JRの天神大牟田線への乗り換え場所としてさかんに利用されています。天神南駅ではもうひとつ、空港線への乗り換えができるというメリットがあります。福岡空港をご利用時はこの路線が便利になっています。
福大前駅の利用率は、大学生や教職員が日常的に乗り降りすることからとても高い水準にあります。1日あたりの乗客数が5000人を超えたのは2007年のことでした。それから4年過ぎると6000人を上回っています。2010年代に入るとやや増加のスピードが落ちているようですが、まだ増加が本格的にストップする気配は感じられません。
福大前駅の周囲は学生街といった趣向が強い土地です。このような雰囲気は思いのほか高齢者にとっては居心地良いのかもしれません。実際に、駅から2キロ圏内を探すだけでもさまざまな施設があります。タイミングが合えば、駅から歩いて10分以内という絶好の場所にある施設に入居できるでしょう。
施設の区分に関しては、グループホーム・住宅型有料老人ホームが主力となっているようです。介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は、そのあとを追うように現在増えている段階に見えます。







































