私鉄同士の相互乗り入れが可能な福井駅。買いものスポットやアクセスが豊富

福井駅はJR北陸本線や勝美北線、えちぜん鉄道勝山永平寺線、三国芦原線、福井鉄道福武線などが乗り入れており、福井市の中核となっている駅です。
福井市は県の北部に位置し、人口は約26万人。
福井市の南東にある「一乗谷」は戦国時代に朝倉氏が栄えた地域であり、現在では「朝倉氏史跡」として県有数の観光スポットとなっています。
また、福井県内には「福井県立恐竜博物館」もあり、こちらも全国から観光客が訪れる観光名所です。
休日・祝日になると、福井駅はこれら観光地に向かう多くの人が利用し、賑わいを見せます。
駅の1日あたりの乗降客数は約2万人で、福井県の中で2番目に多い敦賀駅の3倍以上の人数です。
2016年3月にはえちぜん鉄道と福井鉄道の相互乗り入れが可能となり話題を呼びました。
地方の私鉄同士が相互に乗り入れるというのは全国的にも珍しく、乗り入れができるようになった結果、両鉄道の乗客数は前年度の2.7倍となり、通学定期の販売数は前年度の4.3倍になったといいます。
鉄道事業者間の垣根を超えた取り組みが功を奏したわけです。
福井駅周辺は再開発が進み、大きく様変わりしつつあります。
その代表例ともいえるのが、大型ショッピングモールの「ハピリンモール」の開業です。
観光案内所や屋根付き広場、福井市観光物産館などが設置され、福井駅を訪れる観光客に利用されています。
また、駅から徒歩圏内に観光スポットである福井城址があるほか、西武福井店を始めとする買いものスポットも豊富です。
日本海の沿岸地域までいくと、「越前加賀海岸国定公園」として指定されている海岸線や、「鉾島」、「亀島」といった景勝地もあります。
車を使っての移動もしやすく、高速道路である北陸自動車道や中部縦貫自動車道をはじめ、国道8号線バイパスや国道158号線などが通っています。
高速道路を使えば、石川や富山など他の北陸県、あるいは京都・滋賀方面からもアクセスが容易です。
福井市内の老人ホームに入居した場合、自家用車を利用しての遠方からの訪問もしやすいでしょう。