四国全体にとって、西の玄関口と尊ばれてきた港湾都市

愛媛県西部にある佐田岬半島に位置する、八幡浜市。
伊予灘と宇和海に面していることから、海岸部に古くから集落がつくられてきました。
その海上交易は繁栄をきわめ、伊予の大阪と称された歴史を持つほど。
八幡浜港のような天然の良港があるため、漁業の街としても古くから定評がありました。
その一方で海岸から離れると、丘陵地や山林が土地の多くを占めています。
気候が温暖なことから、柑橘類をはじめ農業生産でも名高い都市です。
市内を代表する名物料理にちゃんぽんがあります。
豊富な海の幸を材料に活かした独特のちゃんぽんを提供する飲食店は、今なお市内に何十件と残っています。
寿司やじゃこ天、かまぼこなどの質のよさでも有名です。
八幡浜市で注目度が高い祭礼に、さくら祭りがあります。
北浜公園や琴平公園など数ヶ所を用いて開かれる大規模なイベントで、花見の時期に合わせて開かれてきました。
餅まきやお菓子まきなどの催しが企画されるため、老若男女を問わずたくさんの市民が積極的に参加しています。
夏になるとみなと花火大会が開かれるほか、八幡浜みなと祭が開催されてたくさんの見物客を動員します。
八幡浜みなと祭は秋に入っても行われており、夏場とはまた違った催しものが披露される点が見ものです。
八幡浜市はJRの予讃線が開通している都市です。
八幡浜駅の周辺はとてもにぎやか。
また、特急列車などへのご乗車が簡単にできますしハブ駅として便利です。
路線バスに関しては、伊予鉄南予バスや宇和島自動車が運行する路線にご乗車できます。
幹線道路については、現在八幡浜道路の工事が急ピッチで進められているところです。
名阪道路は、2013年に新たな区間が開通して周囲の交通事情に大きな貢献を果たしました。
市内を代表する医療施設に、市営の八幡浜総合病院があります。
20近い科目に対応しており、近隣の市民にとって大切な病院として慕われてきました。
市内の人口は以前から減少傾向にあります。
2023年の集計では、3万1,293人という結果が発表されました。
同年の高齢化率は41.3%と公開されています。
これから八幡浜市内で介護施設へのご入居をお求めの場合は、グループホームが探しやすい状況でしょう。
その次に見つかりやすいのは介護老人保健施設や特別養護老人ホーム。
その一方で介護療養型医療施設などのご利用も可能ですし、介護付き有料老人ホームのような民間企業が手掛けている施設の利用者が増加しています。