安価なグループホームと住宅型有料老人ホームに入居できます
北津軽郡鶴田町に所在する数少ない鉄道駅のひとつが、鶴泊駅です。津軽平野は津軽米およびリンゴの名産地として古くから全国的に知られてきましたが、鶴田町はブドウの生産のほうでむしろ知名度が高いです。鶴泊駅の周辺も農地として使われている土地がほとんどを占めています。
プラットホームに降り立った時点で、多少の民家や建物などが視界に入りますが、駅から西方向に数分歩いたほうがまとまった集落の姿を確認することができます。そこからさらに西方向に、道に沿って進むと岩木川の手前にもっと大きな集落がつくられていることがはっきりとします。
鶴泊駅は、JRの五能線の管内にある駅です。管内では終着駅側に近い位置に所在しています。終着駅である川部駅は奥羽本線と接続しています。この奥羽本線の区間においては、川部駅の2区間先に現れる弘前駅で下車すると、弘南鉄道の弘南線への乗り継ぎが可能となります。
反対方面に向かうときは、2区間先に登場する五所川原駅が最寄りの乗り換え場所です。五所川原駅では津軽鉄道線への乗り換えが可能です。鶴泊駅は、県道240号線に面している駅です。少し歩くだけで249号線にアクセスできます。また国道339号線や道の駅つるたにもきわめて近いです。
鶴泊駅はすでに1世紀近い歴史を抱えている駅ですが、無人化されて久しく、40年以上前から利用率の低迷が著しい状態です。今世紀に入ってからの調査によると、1日平均の乗客数は100人を連続して下回ったままです。2010年代に入ると50人未満となる年が目立っており、さらなる減少が予想されている段階です。
鶴泊駅の近隣に立地する介護施設に関心がわいてきたときは、駅から遠距離にある施設にも最初の時点から関心を寄せたほうが正解でしょう。いきなり10キロ圏内で探す必要はないでしょうが、6キロくらい離れたところまでよく見るようにしたいところです。だからと言って、駅の近所に施設がまったくないという意味ではありませんが(実際に、駅から徒歩10分未満でアクセスできる施設が若干数なら所在します)。
施設の種別に関しては、グループホームおよび住宅型有料老人ホームの存在感が強く漂っているエリアです。どちらの種類の場合にも共通しているのは、総じて入居費用が割安なこと。月額使用料の平均額はおそらく10万円程度だと推定されます。また入居一時金については、全然徴収されないというパターンが当たり前のように見受けられます。


