周囲の環境がよく、商店街などが近いエリアです

駅舎は新しいイメージではありませんが、その分昭和のたたずまいを感じさせる外観を残しています。駅の周囲には大きな商店街が2ヶ所存在し、これまた懐かしい雰囲気が街並みや路地全体に漂っています。このほか、繁華街として有名な鍛治町と近接していることも、この駅の近くに暮らす際のメリットになりそうです。
弘前大学医学部のキャンパスが近いことでも知られていますが、この医学部の附属病院があり、複数の科目に対応している点も高齢者にとってはポイントになるでしょう。医療機関については、弘前中央病院も近くで診療しており、体を診てもらいたいときなどは助かります。中央弘前駅の周囲にはバス乗り場がありません。少し離れた場所に2ヶ所停留所があります(弘南バスなどの路線を利用できます)。
中央弘前駅は、弘南鉄道の大鰐線の終着駅です。大鰐線に所属する駅は、大部分が弘前市内に置かれていますから、市内の移動をしたいときは自然と利用頻度が増しそうです。また発着駅は南津軽郡大鰐町に所在する大鰐駅ですが、この駅ではJRの奥羽本線と接続しています。
中央弘前駅の近年の利用率は、はっきりとした傾向などがありません。あえて表現するなら「ランダムに微増・微減を繰り返している状態」となるでしょうか。1日平均の乗客数は、数百人程度です。今から10年くらい前に1000人に近づいた時期がありましたが、その後は微減が続いて1,000人の壁から遠ざかる形になりました。
中央弘前駅の近隣で介護施設を探すときは、3キロくらい離れたあたりからが主たるフィールドとなりそうです。駅から1~2キロくらいのエリアで探すことも不可能ではないのですが、その場合は微々たる軒数しか発見できない可能性が高いです。
発見できる施設はサービス付き高齢者向け住宅とグループホームがほとんどだと思われます。施設のタイプに偏りがあることは否定できない事実ですが、これらの施設の場合は平均して入居料金が高額になりにくいというメリットがあります。こうした施設でサービスを受けながら、老人保健施設や療養型医療施設などへ入れてもらうチャンスを待っている高齢者は少なくないという話です。