リンゴ園に囲まれて、のんびりとした老後を送りましょう
2015年の春に、開業から80周年となる記念日を迎えた林崎駅。2007年に、プラットホームの延伸工事が完了しています。このおかげで、列車が停車した際にすべての車両から乗り降りができるようになりました。
リンゴをはじめ、数々の農産物で名高い南津軽郡藤崎町ですが、林崎駅の周囲も農地がいっぱいです。その大部分がリンゴ畑となっており、花が咲く時期や果樹が実る時期がやってくると、訪れる人の目を和ませてくれる光景が展開されます。
集落は駅の東側にも西側にも存在しますが、アクセスするには道に沿って数分歩く必要があります。西側の集落のほうが大きめで、岩木川の東岸までゆるやかに人家が延びています。この人家の間を国道339号線が南北に走り抜けています。ただし駅の東側にも、近い範囲を国道339号線バイパスが走っていますし、そのそばに県道199号線が延びています。
林崎駅は、JRの五能線の管内にある駅です。五能線の終着駅は川部駅ですが、川部駅とはわずか2区間しか離れていません。川部駅では奥羽本線への乗り換えが可能となります。奥羽本線の管内に入るとじきに弘前駅に到着しますが、この駅では弘南鉄道の弘南線への乗り換えが可能です。ちなみに発着駅方面に移動するときは、4区間先へ行くと五所川原駅が見えてきます。五所川原駅では津軽鉄道線への乗り換えができます。
林崎駅はとてもシンプルな駅で、設備はほとんど準備されていません。現在は五所川原駅の管理下にあるのですが、駅周辺の人口が少ないため利用率は著しく低いと思われます。いずれにしても乗客数の調査などはほとんど実施されていない模様で、その実態ははっきりとしていません。
林崎駅を起点として介護施設をお考えの場合、駅から4~5キロ離れたあたりまでを最初の目安にしてはいかがでしょうか。うまくいけば、駅から歩いて15分くらいの時間でたどり着ける施設に出会うこともできるでしょう。
ただし、施設が見つかりやすい方角や距離といった特徴は見当たらないようです(基本的に、集落がつくられている場所を目印にするのが妥当ですが)。満足できる結果がなかなか手に入らないときは、探す範囲を2倍、3倍と拡大していくほうがよいでしょう。
施設のジャンルについては、グループホームや住宅型有料老人ホームなどにめぐり会えるチャンスがありそうです。入居料金は総じて安く、月額使用料の平均額は10万円程度になるでしょう。入居一時金のそれはもっと安いです。


