駅周辺の発展ぶりや施設の多さはまずまずです

そのためのサービスが駅の近くに自然と集まっており、駅の周囲は年間を通してエネルギッシュな雰囲気に満ちています。大手のサービス業界が好んで支店などを出店させている事実は、高齢者にとっても便利なサービスを享受できるというメリットにつながっています。金融機関や病院が集まっている点も、引退後の生活を計画する際に有利な材料となるでしょう。
このような状況はバスのサービスにも大きく影響しています。近くにある南山大学に向かうシャトルバスがそのいいサンプルといえます。一般の路線については、実は市営のコミュニティバスしか乗り入れていないのですが、サービスの内容に不満があるという噂はありません。
県道や国道は近くに数本走っており、タクシーやマイカーを使いたいときはこれらの幹線道路を経由地にするとよいでしょう(国道は153号線・302号線が、県道は56号線・58号線・221号線が通っています)。
平針駅は、市営地下鉄の鶴舞線に所属する駅。すぐ隣に、終点となる赤池駅があります。この赤池駅では名鉄豊田線に接続しており、直通運転も実行されています。起点となる上小田井駅まで行くと、名鉄犬山線および東海交通事業の城北線に接続しています。そして鶴舞線の駅の中には、市営地下鉄と連結している駅がたくさんあります。
平針駅の利用率はこの10数年を振り返ると、大きな変化はしていません。ただし1日平均の乗客数を見ると、8000人をわずかに上回った2007年をピークに、若干の低下傾向が垣間見えます。
平針駅の周囲で介護施設を探すのは悪い考えではありません。施設の戸数はまだ足りているとはいえませんが、駅の近く(徒歩10分強くらいで行ける範囲)でもわりと探しやすい状況となっています。施設のタイプについては、グループホーム・高齢者住宅・住宅型有料老人ホームに若干偏っていますが、そのほかの施設もちらほらと建てられています。
費用については、グループホームなどを除くと格段に安い施設が目立つわけではありませんが、安からず遠からずといった按配でしょう。駅から2~3キロの範囲で、入居一時金と月額使用料の合計額が30万円以下の施設であれば、発見することはかなり簡単になっています。