市役所や県庁、そして名古屋城に取り囲まれている駅です

半世紀以上前に開業した市役所駅は、開設からしばらくの間は終着駅として使われてきており、当初から名古屋市役所の最寄り駅として重大な役割を引き受けてきました。平成がはじまったばかりのころ、名古屋市が開催した世界デザイン博覧会をきっかけにプラットホームの改築工事を実行しています。
市役所駅は現在、名古屋市役所だけではなくたくさんの行政機関の最寄り駅として重宝されています。愛知県庁を筆頭に県に直属する公的な機関が集中しており、県全体の表玄関という趣がある駅です。
市役所駅は、観光業界にとっても注目度が高い駅で、名古屋城は駅のほぼ目の前に広がっています。現在は、名城公園として敷地全体が整備されており、園内は緑が豊かな上に休憩場所に使える場所がたくさんあるため、日ごろのお散歩場所として気持ちが良いです。名古屋城は10年以上前から復元工事が実施されており、近い将来に本丸御殿などが美しく生まれ変わって一般開放される予定です。
市役所駅は、名古屋高速都心環状線のすぐ近くに建てられている駅。路線バスについては、名鉄バスやあおい交通が運行するサービスを利用できます。そのほか、市営のコミュニティバスへの乗車も難しいことではありません。
市役所駅は、名古屋市営地下鉄の名城線に所属する駅で、管内では、久屋大通駅と隣接しています。この隣駅では桜通線への乗り継ぎが可能。その向こうにある栄駅では、東山線と名鉄瀬戸線へ乗り換えができ、また反対方向では、4区間離れた平安通駅が最寄りの乗り換え場所です。平安通駅では、上飯田線へ乗り継ぎができます。
市役所駅の利用率については詳細なデータがあまり公開されていない模様です。それでも、近年の1日当たりの乗客数が2万人前後に達していることは間違いありません。市と県の中枢を担う機関が多いため、これからも利用率が低迷することは皆無に近いでしょう。
現在の市役所駅の近辺で介護施設をお探しになるなら、駅から2~5kmくらいの場所を把握しましょう。施設の種別に関しては、住宅型有料老人ホームとグループホームが見つかりやすい状態で、あとを追うように、介護付有料老人ホーム・高齢者住宅なども少しずつ増えているところです。医療機関については、名古屋医療センター・名城病院・愛知三の丸病院などの大型の施設を利用できます。