名古屋でも随一の繁華街の間近で、楽しく暮らしましょう

毎日膨大な利用者が訪れる駅だけあって、西改札口・北改札口近辺に設置された車いす対応のトイレをはじめ、高齢者に使いやすい駅を目指す試みが随所に見られます。2011年にはICカード「manaca」の決済が開始され、また桜通線のホームに可動式の柵が導入されるなど、経済性や安全性の面で飛躍的な進歩が連続しました。
久屋大通駅は、名城線と桜通線が接続する駅です。前者に乗ると市内の重要な個所を周回できます。特に隣の栄駅は、同じ地下鉄の東山線や名古屋鉄道の瀬戸線に乗り換えられるといううまみがあります。後者に乗ったときなら、とにかく降車する頻度が高い駅となるのは、短時間でたどり着ける名古屋駅です。しかしそれを除外しても、鶴舞線に乗り移れる丸の内駅や御器所駅、東山線とつながる今池駅ほか利用価値の高い駅がずらりと並んでいます。
バスに乗れる場所については、駅の目の前に広いターミナルなどがあるわけではありません。しかし残念がる必要はなく、少し歩いたところに名鉄バスや市営バスが乗り入れる停留所が2ヶ所設置されています。
駅の利用率については、とにかく安定して高い点が最大の特徴です。名城線側に関しては少し波があるのですが、桜通線側は毎年の平均的な乗客数がほとんど変わりません。両方の乗客数を1日あたりで割り出すと、過去10年間は20000~22000人の間で上下しています。
久屋大通駅から周りを見渡すと、人家や集合住宅地などはまず視界に入りません。それくらいビジネスのイメージが強いエリアですから、介護施設を探すとなれば最低でも2キロくらい離れた界隈で探すほうが手っ取り早いでしょう。しかし決して不利な要素ばかりではありません。これだけリッチな雰囲気の漂う場所であるにもかかわらず、数キロ離れただけでリーズナブルな費用体系を掲げている施設がわらわらと出てくるのです。
20~30万円台前半くらいの予算を用意できるなら、最初に常に必要となる費用(入居一時金+月額使用料)がすっぽりと収まる施設がきっと数軒見つかるでしょう。バスやタクシーを使いやすい場所ですから、移動に困る恐れもまずありません。