駅前は一年を通じて、とてもにぎやかで楽しいです

駅の北口に隣接した大きな広場は「メロディーパーク」と呼ばれ、年間を通して随時イベントが開催されています。市民の注目を集めやすいことから、どんなイベントでもかなりの動員数を記録していますが、いちばん見物客が多いのは、おそらく「小牧平成夏まつり」でしょう。すでに四半世紀を超える歴史を重ねた祭事で、群舞や花火といった催し物が大人気です。
小牧駅は、出口とつながっているバスターミナルの大きさでも有名です。あおい交通と名鉄バスの路線を豊富に使えるほか、市営のコミュニティバスの利用も合わせて実現できます。
小牧駅は、名鉄の小牧線の管内にある駅です。管内ではほぼ中間地点に位置しています。小牧線は、発着駅と終着駅以外に乗り換え場所がないため、よその路線を使いたいときは、ある程度の乗車時間が必要となります。
発着駅の上飯田駅まで行くと、名古屋市営地下鉄の上飯田線を利用できますが、直通運転が部分的に実施されているため、乗り換えずに済む可能性があります。その一方、終着駅の犬山駅まで行くと、犬山線および広見線への乗り継ぐチャンスが発生します。
小牧市全体の人口は、今から約10年前にピークを迎えたと考えられています。もっとも現在はまだ減少がスタートしているわけではありませんし、小牧駅の利用率にも大きな影響は出ていないようです。1日あたりの乗降客数を集計すると、過去10年の間は9000~10000人の間で上下していることが明らかになります。
小牧駅の近辺は、介護施設の数に関して「もっと増やしたほうがよい」と評されることが近年増えています。市内では近い将来に、後期高齢者や認知症発症者の増加が起こると懸念されており、その影響で「今のうちに施設を増やしておこう」という意見が出ている可能性があります。
ただし、今の小牧駅周辺が施設を探しにくいエリアだという意味ではありません。駅から1~5キロくらいの範囲でよく探すと、きっと多様な施設に出会えるはずです。施設の区分に特に偏りはないようですが、住宅型有料老人ホームについては他の施設より多めに見つかる傾向がある模様です。ちなみに料金体系についてはかなり安めです。月額使用料が20万円を超える施設は今のところ少数派にとどまっています。