天然記念物に指定された「藤の花」が駅付近にて開花します
今から60年ほど前まで、現在の小牧市の中部に存在した旧東春日井郡味岡村。その村と完全に同じ名前を与えられて昭和初期に設立されたのが、味岡駅です。駅員が派遣されない体制に切り替えられてから10年以上がすでに経過しており、駅の設備はきわめて簡素です。しかし2014年にはバリアフリー工事が実施され、プラットホームへの出入りがだいぶ楽に変わりました。駅の周辺は、これといった特徴のない平々凡々とした市街地ですが、建物も密度は決して低いとは言い切れない状態です。人口密度もそこそこで、閑散とした印象ではありません。味岡駅の周囲を営業圏内としている、民間のバス事業者は現在ありません。その代わりに、市営のコミュニティバスの乗り場が付近に設置されています。駅から歩いてたったの数分で行ける位置に、知名度の高い料亭「清流亭」が存在します。この料亭は、江戸時代につくられた休憩所が起源という伝承がありますが、実際に古き良き時代をほうふつとさせる建物をそのまま丁寧に保存しています。そして、天然記念物の指定を受けた、豪奢な藤の花が何よりも魅惑的。新木津用水や旧国道にしなだれかかるように咲く花は非常にフォトジェニックで、ひと言では語り切れない美しさを発揮してくれます。味岡駅は、名鉄小牧線の管内にある駅です。終着駅である犬山駅に近い位置にあり、4区間しか離れていません。犬山駅では犬山線のほか、広見線への乗り継ぎが可能です。その一方、発着駅である上飯田駅は名古屋市営地下鉄上飯田線と接続しています。味岡駅の利用率は高くはないものの、近年は小さな変化しか見られません。平成に入ってからの記録を振り返ると、1日あたりの乗降客数はずっと3100~3300人の間で推移してきたことがわかります。しかし近年は少しずつ増加しており、2013年には4000人近い数字が発表されたほどです。味岡駅の近隣に建てられた介護施設をよく知りたいなら、駅から6キロくらいの範囲を対象にすることがおすすめです。とはいえ、駅から2キロ以内という条件で探しても、施設は次々と見つかります。運がよい場合なら、徒歩10分以内の施設へ入居できることだってあるでしょう。ただ、駅から5キロ以上離れた場所で運営されている施設の中にも人気が上昇しているところがありますから、近場ばかりで探すよりは、遠距離圏まで調査の手を広げることを推薦したくなります。施設の種別に関しては、住宅型有料老人ホームやグループホームが主力となっています。





























