昔と変わらない歓楽街と商店街。娯楽が尽きない点が持ち味

駅の出入り口が非常に多いことで有名になりましたが、慣れてしまえば何歳になっても便利に利用できます。駅を出たところにあるバス停には、名古屋市営バスの路線が10本近く停車します。県道60号線や名古屋市環状線が近くを通っており、遠い場所に車で行きたくなったときはこれらの道路を手掛かりにするのが賢明でしょう。
東山線側で乗車する場合・桜通線側を選ぶ場合ともに、特に乗り換えしやすい駅が多いのは隣の千種駅から名古屋駅までです。ちなみにどちらの路線でも、鶴舞線と名城線への乗り換えができる駅が目立つという点で一致しています。そのほかJRの各路線や近畿日本鉄道、名古屋鉄道などがどちらの路線を使う場合でも主な乗り換え先となります。
なんだかんだいっていちばん便利な駅は名古屋駅です。東海道新幹線と東海道本線がある以上、県外などの遠方に出かけるときは「まず名古屋駅に出てから」、というコースをたどる確率はとても高いでしょう。
過去10年を振り返ると、東山線側の利用率は安定志向といえそうです。1日ごとの平均乗車数は、12000~13000人台の間で推移している年ばかりです。もっとも桜通線川に関しても過去10年間にたいしたデータ上の変動は観測されていません。結果として、両路線を合わせた今池駅の1日ごとの乗客数は20000人前後で安定している様子です。
今池駅の周辺は、人家が立ち並ぶようなエリアではありません。老人ホームや高齢者専用住宅をつくりやすい気風ではないため、その手の施設は数キロ離れた場所から出現します(ただし、あまり遠ざかる必要はありません)。
高齢者住宅や住宅型有料老人ホーム、グループホームなどをよく探すと、あまり入居費用をとられない施設がどんどん出てきます。ただし住宅型有料老人ホームと介護付き有料老人ホームの2タイプの場合、高額でタワーマンションのような建物とライフスタイルを提供するところが出てきます。時間があれば、まったく違った持ち味がある施設を見に行って比べるのもまた一興でしょう。