パノラマ
山小屋風の形状をした駅舎が特徴の大月駅！首都圏も通勤圏内に
大月市は甲州街道の宿場町として古くから栄えており、特に養蚕や絹織物の特産地として知られています。
1954年に３町４村が合併し、山梨県内で６番目の市として大月市は誕生しました。
その後、日本は高度成長期を迎え、市内では繊維工業を中心とした産業が成長していきます。
しかしオイルショック以降、繊維産業は次第に縮小し、それにあわせて市の人口も大きく減少していきました。
そうした中、1977年に中央自動車道西宮線、1986年に中央本線の快速電車の乗り入れが開始され、首都圏が通勤圏内となりました。
市内にはそれに合わせて「東大月ニュータウン」や「岩殿ニュータウン」などの住宅地が造成され、人口増の傾向も生じていきます。
ところが平成不況が訪れたことで、再度人口は減少傾向に。
現在は次世代を担う子どもを育て、いつまでも大月に住んでもらえるよう、市を挙げて注力しています。
そんな大槻町の基幹駅である大月駅は、中央本線と富士急行大月線の駅です。
「山小屋風」という珍しい形状の駅舎は、富士登山をイメージして作られています。
富士急行大月線はかつて「富士山麓電気鉄道」という名称であり、1929年に大月駅～富士吉田駅間が開業したことで、富士登山をする人が利用する駅として有名になりました。
丸太を組み合わせた駅の形状は、登山口としての駅を強調するために作成されたわけです。
また、大月駅周辺は飲食店が数多く立地し、仕事帰りの方などが多く利用しています。
駅のすぐ近くに商業施設などはありませんが、駅から少し進んだところにある国道20号線沿いには買いものスポットが豊富。
国道を東に向かった先にある「イオン大月店」では食料品・日用品を購入できます。
画像の一部はwikipediaから引用しています
