「吉田のうどん」が名物料理となっています

山梨県の南東端に位置する、富士吉田市。
南側は静岡県との境界線が伸びており、その向こうは富士宮市や駿東郡小山町です。
富士吉田市の所在地は、河口湖や山中湖といった富士五湖に囲まれている一帯です。
富士山は市の南西端のすぐ近くに高くそびえています。
山岳地帯であるため、市街地は市内の北部にある比較的なだらかな一帯に集中して開発されてきました。
高原の上に広がる地域のため、夏場はかなり涼しくて過ごしやすいのが顕著な特徴でしょう。
富士吉田市内で、有名な場所に北口本宮藤浅間神社があります。
現在はこの神社を含めた山域が世界文化遺産に登録されています。
本殿などが重要文化財の指定を受けているほか、7月初頭の山開きの祭礼が有名です。
そして忘れてはならないのが8月下旬に開催される吉田の火祭でしょう。
日が暮れると、数十本におよぶ松明が一斉に燃やされて、神々しい雰囲気が一気に高まります。
この祭礼は2012年に、国の重要無形民俗文化財に指定されました。
市内にはもう1ヶ所浅間神社があります。
小室浅間神社では、9月になると流鏑馬神事などの祭礼が盛大に開催されています。
この神社の境内には、日本中央競馬会が奉納した馬が大切に飼われていることで有名です。
60年近く前に開園された新倉山浅間公園は、市内全体と富士山をまとめて見渡せる位置にある公園。
市内には多数の桜が植樹されているため、花見の時期は見物客が集まってにぎわいます。
2016年は、史上初となる桜まつりが開かれています。
富士吉田市で列車を用いた遠出のご予定がおありの場合は、富士急行大月線の駅を合わせて5ヶ所ご利用可能です。
この地域は富士急行グループの存在感が強く、路線バスの運行も実施しています。
高速道路については、中央自動車道や東富士五胡道路などをお使いになると便利でしょう。
富士吉田市の人口は1970年代に増加傾向にありましたが、80年代から90年代に欠けては横ばいに近い状態に転じます。
今世紀に入ると徐々に減少しており、2023年の集計では4万7,298人という結果が出ました。
同年の市内の高齢化率はまだ30.7%にとどまっており、全国平均値とほとんど変わりませんでした。
これから富士吉田市内で介護施設へのご入居をお求めになるときは、特別養護老人ホームとグループホームが探しやすい状況です。
そのほか介護療養型医療施設やサービス付き高齢者向け住宅あたりにご入居できる機会があるでしょう。