山間部のゆったりした地域にお住まいになれます
羽前前波駅が設立されたのは、今からおよそ半世紀前のことでした。当初は、工業団地の最寄り駅という位置づけでつくられた駅でした。しかし現在は、プラットホームに降り立ってからあたりを見回していただくと工場や企業の建物などの姿はまったく見当たりません。
羽前前波駅が立地する場所は、山と山に挟まれた小さな平地です。土地のほとんどは水田として利用されています。駅の南側には、若干数の住宅などがかたまっています。山林地帯を迂回する必要があるものの、近くを流れる最上川の流域に近づいていただくと、もっと大きな集落にアクセスできます。
羽前前波駅から観ていちばん近い幹線道路は、県道34号線でしょう。この車道は駅の北側を走っています。この車道沿いに東にお進みになると、少し先に古峰神社の静謐に満ちた風景をご覧いただけます。
羽前前波駅は、JRの奥の細道最上川ラインに所属する駅です。下り列車については快速列車が停車する駅に選ばれています。両方向の快速列車をお使いになる場合は、上りと下りいずれかの方角に2区間移動していただく必要があります。上り方面の場合は、発着駅である新庄駅に到着します。この駅では奥の細道湯けむりラインや山形線、山形新幹線などへのお乗り継ぎが実現します。その一方、終着駅である余目駅にアクセスしていただくと、羽越本線へのお乗り換えが可能となります。
羽前前波駅は、周囲の人口密度がとても低いため現在は職員不在の状態で運営されています。過去10年間は、利用率の調査は実施された形跡がありません。今世紀に入ってしばらくの間の調査結果によると、1日平均の乗客数は30人以下を連続して記録していたことがわかります。
羽前前波駅を起点として介護施設をお探しになる場合は、駅から数キロ離れた場所をメインにしていただく必要があります。少なくとも、駅から徒歩で行ける範囲でご入居先を発見できるチャンスかなり少ないです。最低でも、駅から4キロ以上は距離をお空けになることがポイントです。最初の時点で、駅から10キロ圏内といった広大な範囲を設定していただくほうが無難でしょう。
施設のジャンルに関しては、グループホームがいちばん発見しやすいでしょう。1点補足しますと、住宅型有料老人ホームのような種類が近年、熱心に誘致されています。月額使用料が10万円未満、場合によっては5万円未満といった低価格になる可能性があります(安くてもサービスの質は落ちない点がメリットです)。














