線路に沿って北上すると、じきに街中に入ります

南新庄駅は、深い山林に東西を挟まれるように所在している駅。駅の目の前から人家が存在し、北側に向かって集落が延びていく状態となっています。駅の東側や西側、そして南側には人の気配は非常に希薄です。ただし、企業の事業地や何らかの施設であれば少数が立地していますが。南新庄駅は、国道13号線の近くに位置する駅です。駅の西側を、整備が進行している東北自動車道が走り抜けています。
南新庄駅はJRの奥の細道湯けむりラインの管内で見ると、終着駅(新庄駅)の1区間手前にある駅であることが一目瞭然となります。この隣駅では、陸羽西線や奥羽本線のほか、山形新幹線への乗り継ぎが実現します。
新庄駅を除外すると、近い範囲に乗り換えが可能な駅は皆無です。したがって発着駅側に移動する必要が出てきますが、発着駅である小牛田駅まで行くと東北本線や石巻線、気仙沼線への乗り換えをするチャンスが生まれますから、行く価値は高いでしょう。ところで、この発着駅の3区間手前にある古川駅で一時下車すると、東北新幹線への乗り換えが可能となります。
南新庄駅の周囲は、何らかの施設を建造できる土地が多いとはいえません。施設を探せる土地が限られているのですから、ある意味で「施設探しの作業は、結果として楽になる」といえるかもしれません。それに、施設が見つかる場所は駅からとても遠いところばかりだとはいえません。近いところであれば、駅から2キロ前後の場所で営業しています。だいたい、2~6キロくらいの圏内を隈なく探すことが、納得のいく施設とめぐり会うために必要な工程となるでしょう。
施設のタイプに関しては、グループホームがほとんどとなっていますがサービス付き高齢者向け住宅のような異なるタイプの施設を見つけることも不可能ではありません。入居費用に関しては、土地の状況を反映して安価に収まるチャンスのほうが多いはず。月額使用料10万円前後になることはよくあります。