地方都市の中に広がる、田園風景に囲まれた暮らし

すぐ隣に酒田駅を持っており、だいぶ前からこの隣駅の管理を受ける状態が続いています。無人駅となってからすでに40年以上が経過しており、都会的な喧騒とは無縁の駅です。駅に降り立つと、美しさと静けさでいっぱいの水田があたり一面に広がっており、人ごみや騒音から遠ざかったライフスタイルに憧れがある高齢者にはぴったりの居住環境と呼べるでしょう。
商業施設などが見えてくるのは、駅からある程度離れた場所からとなります。必然的に、エンジンを用いた移動手段を確保する必要がありますが、駅のかなり近いところを日本海東北自動車道が走り抜けています。タクシーや自家用車での移動をしたいときに、決して不便さを感じる必要はないでしょう。
この駅は無人駅ではあるものの、陸羽西線の列車が停車する駅であり、外出するときは移動のルートをいろいろと考える上でけっこう役に立ちます(陸羽西線とは、3区間離れた余目駅で接続しています)。
羽越本線は新潟県・秋田県へ行きたいときに大きな助けになってくれますから、近県での用件が生まれた場合なら、なるべく積極的に使いこなすようにしたほうが賢明でしょう。途中にある羽後本別駅では鳥海山ろく線に、坂町駅では米坂線に乗り換えることもできます。
駅のすぐそばには建物ひとつ見えてこない東酒田駅ですが、介護施設を探すときはそれほど駅から遠ざからなくても大丈夫です。駅から3キロ前後距離をおくだけでも、検出できる施設は一気に増加します。最近は、サービス付き高齢者向け住宅が大部分を占めるようになっていますが、よく探せば住宅型有料老人ホームのような系統が異なる施設を見つけることも可能です。
施設のタイプに関係なくこの東酒田駅周辺の施設に共通する特徴は、なんといっても入居料金が安いこと。入居一時金を徴収しない施設が過半数に達している模様ですし、要求されても10万円以内でOKということが多いでしょう。毎月のコストに関しても、10~15万円程度で間に合うことがほとんどです。安い負担で、静かで健康的な暮らしを満喫できることになります。