西村山郡大江町は自然豊か。水郷おおえ夏まつり花火大会が有名

西村山郡大江町は、山形県の中央部の町で、東で隣接する「寒河江市」内に、いくつも飛び地があります。
山形盆地や朝日連峰西端の小朝日岳などが町域に含まれ、東西に長いのが特徴です。
町には月布川が流れ、東エリアで最上川と合流。
集落も月布川にそって細長く形成されています。
金谷原遺跡などが発掘され、後期旧石器時代頃から人が住んでいた場所であることが分かりました。
平安時代の竪穴式住居跡や須恵器窯なども発見されています。
その後も日本の歴史と関わってきた場所で、明治に入ってからは周辺地域と合併を繰り返し、1959年、左沢町と漆川村が合併し「大江町」が発足しました。
マルハニチロ株式会社の山形工場など、企業の工場もある町で、人口は2000年頃まで1万人を超えていました。
その後緩やかに減少し、2023年の調査によると、7,429人となっています。
交通アクセスとしては、JR東日本「左沢線」の終着点である「左沢駅」が中心駅です。
町内には路線バスも走っており、山交バスが寒河江ターミナル、左沢駅前、朝日町役場前等を巡回。
大江町スクールバスは一般住民も乗車可能(有料)で、舟唄温泉、左沢駅前、柳川温泉を巡っています。
国道287号・458号や山形県道27号大江西川線といった一般道も発達。
町内には高速道路は通っていませんが、山形自動車道の寒河江ICが車で10分程ですし、寒河江SAのスマートICも近く、庄内方面へ行く場合は、西川ICが最寄りICとなります。
観光としては、楯山公園「左沢楯山城址」や、古寺鉱泉、東北地方最古のカヤの木と謳われる樹齢1500年程の「神代カヤ」や、柳川温泉、舟唄温泉、そして舟唄温泉に隣接する「道の駅おおえ」等があります。
毎年8月の水郷おおえ夏まつり花火大会や、大江ひなまつり、正調最上川舟唄全国大会等のイベントも人気です。
左沢駅周辺には、書店や内科、歯科医院、大江町役場等が集中。
最上川の河川敷にはふれあい広場なども出来ています。
近年、サービス付き高齢者向け住宅やグループホームといったシニア向けの住まいも出来ました。
サービス付き高齢者向け住宅は美しい中庭や大浴場などの設備が充実していますし、レクリエーションも豊富。
協力病院による往診や定期検診といったサービスも受けられます。
一方、グループホームは食事に力を入れており、毎食手作りの温かい料理が食べられます。
認知症の方が気軽に参加できるレクリエーションもこまめに開催されていますので、楽しく過ごせるでしょう。