紀ノ川に面した、とても味わい深い住宅地です
2018年のゴールデンウィークの最中に、開業から120周年を迎える予定の紀和駅。実は創設から約70年間は「和歌山駅」と名乗っており、市内を代表する鉄道駅と考えられていました。現在は往時と比べ需要が衰えていますが、過去10年間は相次いで駅構内の整備が実施されました。その影響でエレベーターのようなご高齢の方にとって有益な施設が増設されました。
紀和駅がある場所は、紀ノ川の南岸です。目立った施設は特にありませんが、住宅街としては高い完成度を維持しています。紀和駅は、国道24号線に近い駅です。近くでいちばん目立つ幹線道路は、おそらく駅の東方向を走る阪和自動車道でしょう。
駅から徒歩でアクセス出来る場所に「ぶらくり丁商店街」があります。市内ではトップクラスの規模を持つ商店街で、歓楽街と言う一面も持ち合わせています。ある時期衰退していましたが、近年はまた活性化を目指す計画が実行されており、将来へ向けて期待をもてます。
紀和駅は、JRのきのくに線に所属する駅です。隣駅は、和歌山駅・和歌山市駅です。和歌山駅では和歌山線と阪和線、そして和歌山電鐵の貴志川線へのお乗り換えができます。和歌山市駅では、南海電鉄の本線および和歌山港線へのお乗り継ぎが実現します。和歌山駅では、快速列車へのお乗り換えが出来るというメリットまであります。和歌山駅から先は、御坊駅までお乗り換えの機会はありません。御坊駅は紀州鉄道線と接続しています。
紀和駅は、30年以上前の昭和末期から無人化されています。現在は停車する列車数が少ないですし、駅の利用率は低下しています。1日平均の乗客数を調査しますと、過去20年間は100人以上という計算結果が出た年がかなり少ないことがわかります。2010年代は、2013年と2015年が100人を多少超えました。
施設の種類に関しては、住宅型有料老人ホームや高齢者住宅、介護付き有料老人ホームなどが中心的な地域になっています。





















































