たいていの施設が、安い料金で開放されています

終戦直後に乗り換えの拠点となったことから、その後ゆっくりと駅の周囲では人の流入が繰り返されてきました。今では一般的な住宅が続く街並みが、駅の周囲の風景の大半を占めています。紀ノ川駅の前には、和歌山バスが乗り入れるバス乗り場が設置されています。このほか駅の近くに「紀の川タクシー」があるためタクシーの呼び出しなどをしたいときは時間をかけずに行えるというメリットがあるでしょう。
紀ノ川駅は、南海電鉄が管轄する駅です(ずっと昔にさかのぼると、近鉄に譲渡された時期がありましたが)。南海本線と加太線の2路線が乗り入れています。南海本線に関しては、終着駅である和歌山市駅の1区間手前に位置しています。和歌山市駅では和歌山港線と接続しているほか、JRの紀勢本線(きのくに線)への乗り換えが実現します。反対方向に視線を移すと、3区間先にみさき公園駅が登場します。この駅では多奈川線への乗り継ぎを実行できます。加太線については短い路線で、10未満の駅しか現在はありません。しかし和歌山市内を移動したいときは役に立つことが多いと思われます。
紀ノ川駅の利用率は、数十年前から下降線をたどっています。今世紀に入ってからの1日ごとの乗降客数を調べると、2003年から連続して3000人を切っている様子が印象的です。20年前と比べると、約半分の旅客数に落ちている様子が見てとれます。
紀ノ川駅の周囲で介護施設を探すなら、3キロ以上離れたあたりがおそらく探しやすいはずです。駅からできるだけ近い場所に暮らしたい場合は別ですが、そのような希望がないなら3~5キロ圏内で探してみましょう。施設の区分についてはサービス付き高齢者向け住宅がいちばん多く、その次は住宅型有料老人ホームまたは介護付き有料老人ホームでしょう。
有料老人ホームに対しては、費用が掛かるというイメージがあるようですが、紀ノ川駅の周囲で探すなら、格安のところを探し当てられるチャンスがあります。月額使用料と入居一時金、それぞれの平均額はおそらく10万円台(例外もあり得ますが)だろうと推測されています。