県道まで出てくると、買い物などがしやすいです
東松江駅は昭和初期に開設されており、2010年の暮れに開業から80周年の記念日を迎えています。戦時中に操業を開始した、新日鐵住金和歌山製鐵所の最寄り駅で、専用線が敷かれていた時代がありました(30年以上前に廃止されました)。このほか半世紀ほど昔までは、所属する南海電鉄加太線の支線(北島支線)の接続駅という役目を果たしており、前世紀の半ばには今よりもずっと高い需要を誇る交通インフラだったといわれています。東松江駅はふたつの川(土入川・新堀川)が合流する位置に面しています。この川に架けられた橋はそのまま県道7号線の一部となっており、橋を渡るとじきに国道26号線と交叉する場所に到着します。路線バスについては、和歌山バスが運行する路線を駅付近の乗り場にて利用できます。基本的には駅の周囲は、静かな住宅地です(とりわけ製鐵所との間は、そのような傾向が強いです)が、県道7号線の沿道は商業施設などが比較的多く立ち並んでいます。東松江駅は、加太線の管内においては発着駅側に近い位置にあります。隣接する紀ノ川駅は、南海本線への乗り換え地点となっています。その向こうには、発着駅である和歌山市駅が待ち受けています。和歌山市駅では和歌山港線のほか、JRの紀勢本線への乗り継ぎを実現できます。あいにく、終着駅側には乗り換え地点はありませんが、加太線は全駅が和歌山市内に所在するため、市内のどこかで用事を片づけたいときは重宝します。東松江駅の利用率は、数十年前と比べてだいぶ落ちている模様です。南海電鉄の管轄下にある駅の中で比べても、低いほうに位置づけられています。ただ近年は、激しい低下が続いているわけではありません。昨今の1日あたりの乗降客数は、1000人程度という調査結果が発表されています。東松江駅が運営されている地域で介護施設を探すなら、最初のうちは2キロくらいの範囲から探してみましょう。とはいえ、施設の密度が高い地域からは残念なことですが、かけ離れています。そこで、次の段階では一気に探す範囲を広げることがコツとなりそうです。いずれは、10キロくらいの範囲を設定してくまなくチェックするようにしたいところです。施設の種類については、住宅型有料老人ホームなどを中心に調べることがおすすめです。入居料金に関しては、予算に乏しい世帯でもためらわずに契約できるくらいの価格設定をしている施設(たとえば、月額使用料・入居一時金ともに10万円前後)に出会える機会があります。
































