駅前から速やかに「さかえ商店街」をお歩きいただけます

紀伊富田駅が開設されたのは、今から80年以上昔の昭和初期のこと。創設当初は、旧戸鉛山村に所在する駅でした(紀伊富田駅の発足から数年後に、町制への移行で白浜町に改められました)。
開設から現在まで、白浜町を代表する駅の紀伊富田駅。そのため、駅の誕生によって地域の中心市街地が駅の近くに移される結果となりました。紀伊富田駅の目の前には現在も昔から残る商店街が広がります。
紀伊富田駅の近くを流れる富田川は天然記念物の指定を受けているオオウナギの生息地として大切にされており、この川の河口方面を進むと太平洋岸に出ます。
紀伊富田駅の近くを走る幹線道路は県道34号線・212号線。これらの車道を経由して富田川の向こう側にお進みになると、国道42号線に乗り入れができ、紀勢自動車道にアクセスが可能です。
JRのきのくに線に所属する紀伊富田駅は、快速列車が停車する区間に含まれていませんが、4区間お進みになると快速列車が停車する紀伊田辺駅に到着します。
紀伊田辺駅から40kmほど先にある御坊駅は、紀州鉄道線と接続しています。この路線の終着駅である和歌山駅は、御坊駅から50km以上先になりますが、和歌山駅まで足を運んでいただくと、和歌山線・阪和線、和歌山電鐵の貴志川線へのお乗り継ぎが実現します。
紀伊富田駅は、30年以上前から無人駅で運営されてきました。駅の利用率は、数十年前から低下しており、1日平均の乗客数を計算しますと、今世紀に入るころまでは連続して100人以上だったことが判明します。過去10年間に絞ると、100人を上回った年は2008年とその翌年の2回。とはいえ、どちらかといえば昨今は横ばいに近い状態が続いています。
紀伊富田駅を起点として介護施設をお探しになる場合は、駅から2km以上離れたところからが狙い目となりそうです。ご入居先を見つけやすくなるのは、おそらく6km以上遠ざかってからになるでしょう。最初の時点で駅から10kmくらいまでを視野に入れていただくと施設探しがスムーズです。
施設の種類に関しては、住宅型有料老人ホームが多く、次いで見つけやすいのは、サービス付き高齢者向け住宅になるでしょう。この土地の名物である、温泉を利用したケアサービスを取り入れているところが最近は人気を博しています。