紀伊半島でも指折りの、観光の町。海・山・温泉がそろっています

和歌山県の南東端に位置する、東牟婁郡那智勝浦町。
新宮市のほか、同じく東牟婁郡に属する太地町、串本町、古座川町に取り囲まれています。
太平洋に面した海岸線はリアス式海岸になっています。
この影響から、勝浦港や宇久井港のような天然の良港が数ヶ所つくられてきました。
これらの港湾地帯には温泉がわき出しているというメリットもあります。
南紀勝浦温泉や、湯川温泉が景勝地として昔から人気が高いです。
那智勝浦町の最大の特徴は、ほぼ全域が山林地帯で占められていることでしょう。
この豊かな自然環境は、観光サービス業の大切な資源となっています。
特に、那智山をはじめとした西部に連なる山々は、1000年以上昔から熊野信仰における聖地とみなされてきました。
現在も、行楽シーズンになるとおおぜいの登山客が集まります。
妙法山にある色川小麦峠は、天気の良い日になると300キロ以上離れているにもかかわらず、富士山の雄大な姿を楽しめる場所として有名になりました。
このような紀伊山地の霊場や参詣道は、2004年にユネスコから世界遺産の認定を受けました。
そのほかにも町内には、那智高原公園や下里古墳といった自然の美しさや歴史的価値を持つ観光スポットがたくさん見つかります。
祭事やイベントに関しては、2月に開催されるまぐろ祭りや南の国の雪祭り、7月に開催される那智の火祭や南紀勝浦夏まつりあたりがたくさんの見物客を動員しています。
町内を走る鉄道は、JRの紀勢本線です。
バスは熊野交通の路線のほか、町営のコミュニティバスにお乗りになれます。
幹線道路は、那智勝浦道路のインターチェンジが町内につくられています。
そのほか国道42号線や県道46号線などが、通行量が多くて便利な道路でしょう。
那智勝浦町の人口は数十年前から減少傾向にあります。
2023年には人口1万4,036となっています。
同年の高齢化率については43.3%に達していることが浮き彫りになりました。
今から那智勝浦町内で介護施設へのご入居をご希望になる場合は、住宅型有料老人ホームが今ちょうど増えているため探しやすいでしょう。
デイサービスが併設されているところもありますから、その場合はまず試しにご利用してみてはいかがでしょうか。
そのほか、グループホームや介護療養型医療施設・特別養護老人ホーム・介護老人保健施設が見つかりやすい状態です。
医療施設については、町営の温泉病院があるほか日比記念病院をご利用できます。