九十九王子で有名な町。人口がいまだに成長しています

和歌山県の中央部分からやや南寄りに位置する、上富田町。
北側から田辺市に、南側から同じ西牟婁郡に属する白浜町に挟まれています。
町域に海岸線はまったくありませんが、田辺湾まで非常に近い位置にあるのが特徴。
山林地帯の合間にある町で、人々の居住に適した平地は西端や富田川の流域に集中しています。
古くから農業が盛んな地域で、梅や柑橘類のような果樹の栽培が推進されてきました。
梅干しの産地としてもよく知られています。
また、ヒョウタンの出荷量が多いことでも有名です。
戦後は少しずつ工業化が進められ、また観光業の振興も促進されました。
上富田町は、熊野古道が敷かれてきた地域の一部です。
上富田町は、その中でも九十九王子がある地区として名高いです。
これらの神社は平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて相次いで創建されたもので、よその神社には見られない特殊な個性を持っている点が見どころでしょう。
上富田町は、季節をはっきりと感じ取っていただける町。
春が訪れると、田辺市との境界線上にまたがる高畑山や龍松山などで桜が満開になる様子をご覧いただけます。
夏は、彦五郎公園で開催される催事の際に盛大な花火大会が実施されます。
秋はコスモスがいっせいに咲き乱れる様子を富田川の河川敷にてお楽しみいただくことが可能です。
冬は、紀州口熊野マラソンが開催されます。
この日は町全体が実施に協力するため一気に華やいだ雰囲気が漂います。
上富田町で列車を用いたお出かけをお求めになるなら、西日本鉄道の朝来駅に足を運んでいただくのが良い考えです。
きのくに線のサービスをご利用できます。
路線バスに関しては、近鉄グループや龍神自動車のサービスをご利用可能です。
幹線道路については、紀勢自動車道にお乗り入れできるインターチェンジが1ヶ所設置されています。
また、国道42号線や311号線へのお乗り入れも簡単です。
上富田町の人口は、高度経済成長期に入ると増加に拍車がかかりました。
時代が平成に入っても増加は止まらず、現在もわずかではあるものの微増している状況です。
2015年に1万4,989人だった人口も、2023年には1万5,709人と増加傾向にあります。
人口が増えているため高齢化率は全国平均値より低く、27.5%にとどまっています。
上富田町で今から介護施設へのご入居をご検討中でしたら、サービス付き高齢者向け住宅が見つかりやすくなっています。
そのほかグループホームや特別養護老人ホームへのご入居の機会もあるでしょう。