駅の南に釣られて北側まで便利になっています

もともとさまざまな駅や停留場などと駅舎が接近している状態でしたが、新幹線が通るようになったため新たな移動のコースが考え出されるようになり、交通インフラとしての将来性が一気に拡大されました。
駅の周囲は、北側と南側で好対照だとさかんにいわれてきました。駅の南口は、早くから富山県および富山市全体の中枢を担うエリアとして、富山県民を牽引する存在でした。県庁や市役所などが固まっていることは有名です。
しかし北側は、初めて来訪してきた遠方からの客を拍子抜けさせるほど、開発の手が及んでいない土地が広がっていたものでした。近年はこの駅の北側も開発のターゲットに指定されており、年々目新しい建物などが姿を現すようになっています。
富山駅に降りてからバスに乗るには、やはり南口に出て路線を選択することが多いでしょう(北口にも、それなりの乗り場は置かれていますが)。いずれの停留所から乗車する場合でも富山地方鉄道グループをはじめとした地域密着型の路線バスが中心です。ただし高速バスとなると、西部バスや阪急バスといった広大な営業範囲を持つ事業者が主力となっています。富
山駅は、よその路線の駅と緊密なため乗り換えの選択肢は非常に多いです。JR線に限るなら高山本線および北陸新幹線を使えます。このほか、あいの風とやま鉄道線を使うこともたやすいことです。
富山駅の利用率は、駅が巨大で複雑な構造をしているため集計が難しいといわれています。JRについては、10数年前から低下が進んでいます。1日平均の乗客数は、2006年に17000人以下になり、その4年後に16000人以下に落ちました。ただしここ数年で、減少する勢いが急激に落ちているという意見がたまに飛び出すようになりました。
富山駅の周辺は、民家が密集しているような雰囲気の土地はほとんどありません。したがって、駅からある程度遠ざからないと介護施設に入れるチャンスは増えません。とはいえ何キロも離れる必要があるとは限りませんから、よく探し終わっていないうちに悲観的になるのは早すぎます。
駅から1キロ離れただけで、納得がいく介護施設と遭遇するケースもあります。住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などが、駅から1~4キロ圏内で営業しています。