発展した都会の近く。サービスの質は上々です

駅の周囲は中高層のビルなどが立ち並んでおり、地方の大都市にふさわしいたたずまいを見せています。米子市役所をはじめ公的な施設もかなり駅の近くに集中しています。商業施設や金融機関の支店といった、普段の生活に欠かせない施設の充実度も申し分ない状態です。
米子駅は、県道28号線や102号線に近い駅です。駅前のバス乗り場は10種類に分けられており、日本交通や日ノ丸バスといった事業者が中心になって、運行を手がけています。米子空港に向かうリムジンバスなどが乗り入れる場所も一部に存在します。
米子駅は、JRの山陰本線と境線が交差する駅です。前者についてはすべての快速列車が停車します。最寄りの乗り換え場所は、2区間離れた伯耆大山駅でしょう。この駅では伯備線と接続しています。その反対方向に目を向けると、すぐには乗り換え場所が見当たりません。しかし宍道駅まで出向くと、木次線に乗り換え可能となります。
後者については、特に館内に乗り換えできる場所はありません。しかし米子市から境港市までをカバーする路線ですから、市内や隣の市に用件ができたときは、おおいに役に立つことでしょう。
米子駅の利用率は、過去10年を振り返ると少しずつ低下していることがわかります。1日平均の乗客数は、2008年から4000人未満で推移しています。ただし2010年を過ぎると減少する速度がめっきりと落ちており、近年は横ばいに近い結果を残しています。
米子駅の近隣で介護施設を探すときは、最初から広範囲を設定して探すようにしたほうがおそらく得策でしょう。駅の周囲は発展しすぎているため、介護施設などを建てるという目的に向いたスペースが乏しいからです。
5~6キロ離れたあたりまでよく見るに越したことはありません(とはいえ、駅から1~2キロ以内で営業している施設は、皆無ではありませんが)。施設のタイプは、サービス付き高齢者向け住宅・住宅型有料老人ホーム・介護付き有料老人ホームなどが主でしょう。