蔵本駅周辺は病院多数。介護付き有料老人ホームはカラオケも楽しめる

1899年(明治32年)開業の歴史の長い駅。戦前に陸軍基地の最寄駅として賑わっていたため、中間駅でありながら規模が大きめの駅です。1985年以降無人駅となりましたが、大きな駅舎と開業以来ずっと使われている跨線橋を有し、駅舎には居酒屋も入っています。駅広場には第二次世界大戦中につくられた湧水「蔵清水」もあり、1991年に給水設備も設置されました。
2面2線のホームには阿波池田・穴吹方面行き上り列車と、徳島方面行き下り列車が停車。駅周辺には徳島大学病院や徳島県立中央病院を筆頭に、規模の大きな病院が集まる県内有数の病院地帯。病院利用者が平日を中心に相当数、蔵本駅を利用しているようです。
蔵本駅周辺は徳島市西部のメインエリア。徳島大学「蔵本キャンパス」を中心とした学生の町です。そのため、駅の近辺は若者向けの店も含めて、商業施設の集中する商業地域となっています。特に駅の南を走る国道192号沿線にはコンビニやドラッグストア、家電量販店等が並んでいます。しかし、最近は近郊に郊外型の店舗が出来たため、駅付近のスーパーや映画館等が閉鎖。少々寂しくなっているのが現状です。
駅周辺には徳島大学以外にも、 野球場、体育ホール、プール、テニスコート等を有する蔵本運動公園や、「高橋家住宅」もあります。この家は徳島藩士の高橋家が明治維新後に藍の製造を行った場所とされており、国の登録有形文化財に登録されています。
1日の平均乗車人員は1995年度691人、2000年度508人、2005年度434人、2010年度424人、2013年度419人となっており、緩やかに減少しているのが分かります。(徳島市統計年報より)
駅エリアには介護付きや住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅等が誕生。介護付き有料老人ホームは入居時の費用が30万円台から60万円台・月額利用料は食費込みで10万円台から20万円台です。少々高めですが、カラオケなどのレクリエーションも充実しており、楽しく過ごせるホームでしょう。理学療法士もいるのでリハビリも出来るのもメリット。夫婦入居も可能です。
蔵本駅エリアは病院も多いのでシニア世代にもおすすめです。ちなみに主要駅である「徳島駅」まで最短4分。利便性も良いですから、是非、蔵本駅周辺のシニア向けの住まいに足を運んでみて下さい。