伊予街道の沿道は、店舗などが多くて便利です

駅の周囲は、とても穏やかな住宅街です。特に駅の南側に人家が集中しています。四国八十八箇所に選ばれている寺社仏閣が多く、第十四番から第十七番まで(常楽寺・国分寺・観音寺・井戸寺)が、簡単にご訪問できる範囲内に鎮座しています。
府中駅には、数々の幹線道路に取り囲まれているという特徴があります。駅から見て南側を東西に走り抜けている県道192号線がその中でいちばんスケールが大きいです。沿道には、商業施設や企業の事業所・支店などが立ち並んでいて便利です。そのほか、県道が何本も通っています。特に駅から近いのは、232号線や152号線、29号線あたりでしょう。
府中駅は、JRのよしの川ブルーラインに所属しています。管内では終着駅である佐古駅に近く、5キロ程度しか離れていません。佐古駅までお進みになれば、高徳線や鳴門線へのお乗り換えができます。そして佐古駅は高徳線の管内で、徳島駅と隣接しています。徳島駅では牟岐線へのお乗り継ぎが可能となります。反対方向においては、発着駅である佃駅が唯一のお乗り換え地点となります。佃駅まで足を伸ばしていただくと、土讃線のご利用ができます。
府中駅は、2010年の9月から無人の状態で運営されてきました。駅の利用率は、2000年代半ばまで低下していました。1日平均の乗客数を計算しますと、1998年までは500人を超えていたことがわかります。その後長い間500人以下の年が続きます。しかし2000年代末期から回復に転じ、2012年には久しぶりに500人を超えました。
月額使用料に関しては、15万円以下のところが平均的です(10万円以下のところもあります)。