約四半世紀前に駅がつくられた、のどかな地帯です
平成に入って間もないころに開業した、文化の森駅。もっとも20世紀が終わるころになると、駅舎の南側につくられた園瀬川を渡るための橋の工事が優先されたため、仮の駅舎で運営をせざるを得ない時期が数年続きました。また、利用客が多い駅ではなかったため停車しない普通列車が、最初の10年間は存在しました。その状況は2002年に全面的に改められたものの、2012年からまたもや停車しない普通列車が(本数は極めて限定的ですが)登場しています。文化の森駅の名前は、県営の「文化の森総合公園」にちなんでいます。駅から歩きで30分くらいはかかってしまいますが、たくさんの文化施設が建てられており、さまざまな楽しみ方が考えられます。森林ゾーンはとても豊かで、気分よく散歩できるようになっています。文化の森駅は、県道136号線や203号線に近い位置にあります。バスについては駅前の停留場に、徳島バスと市営のコミュニティバスの路線が乗り入れています。文化の森駅は、JRの牟岐線に所属しています。この路線は、徳島市内から海部郡までをカバーしていて、重要性の高い鉄道サービスとなっています。乗り換え場所は、発着駅と終着駅の2ヶ所しかありませんが、文化の森駅は幸いなことに発着駅である徳島駅から4キロくらいしか離れていません。徳島駅まで出ると、そこから徳島線や高徳線、鳴門線などに乗り換えできます。終着駅である海部駅まではかなり遠いですが、阿佐海岸鉄道の阿佐東線と接続している駅のため、行く価値は高いです。文化の森駅の利用率は、周囲の人口密度が著しく低いことから、ずっと前から低いままです。1日平均の乗客数を調べると、創設当初から100人未満だったことを知ることになります。ただし近年はわずかながら増加しています。そのため、2011年からは連続して100人を超えています。文化の森駅が最寄り駅となる範囲で介護施設を見つけようとするなら、周囲の土地の様子をよくわきまえてから作業をはじめることが望ましいでしょう。宅地はかなりたくさんありますが、農地や緑地などの多さも同様に顕著です。介護施設を置く環境としては理想的なのは事実ですが、まだ介護事業界の進出は進んでいないわけです。それでも、駅から何キロも遠ざからなくても。住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は、探し方がよければ間違いなく出てきます。駅から2キロ圏内をよく探すことをここではおすすめしておきます。

















