徳島駅の隣駅周辺が、いつの間にか介護施設の豊富な場所に
徳島県庁の最寄り駅となっている、阿波富田駅。市役所や徳島中央公園といった需要の高い公共施設や各種金融機関、さらに学校の敷地などに近い点が特色です。基本的には住宅地に接した場所に設置されていますが、三河家住宅や原田家住宅のような文化財が大切に保存されており、いくつもの顔を持ち合わせているエリアとみなしたほうが妥当でしょうか。近くを通る幹線道路といえば国道の11号線と55号線で、車両でのアクセスをはかるときはまずこれらの道路を通るルートを計画すると建設的でしょう。阿波富田駅は、JRの牟岐線の管内にあります。すぐ隣に発着駅である徳島駅があるため、阿波富田駅の利用者の大半は隣駅で一時下車することが自然と多くなります。徳島駅では高徳線・徳島線・鳴門線とJR四国の代表的な路線が数本乗り入れており、県内外に楽に行けるというメリットがあります。徳島駅以外の乗り換え場所を探すと、終着駅である海部駅以外には見当たりません。海部駅では阿佐海岸鉄道の阿佐東線への乗り継ぎが行われています。
阿波富田駅の利用率は、開業から現在までのおよそ30年間で大きな変化はまったくといっていいほど起こっていません。これはもともと、阿波富田駅の利用客が限定的だったことが一因となっているようです。それでも21世紀に入ってからは、1990年代と異なり1日単位の乗客数が400人を下回ったことは全然ありません。
阿波富田駅の周囲で介護施設を探すことは、現在であればなかなか秀逸なアイデアといえます。駅から数百メートルしか離れていない通いやすい位置に、バランスの取れた施設が数軒見つかります。駅から近いにもかかわらず入居費用が手ごろであり、なおかつサービスなどにいっさい手落ちがない点は、実際に入居した高齢者やその家族から高い評判を勝ち得ています。
もっとも、駅から数キロはなれた場所にある施設にも、さまざまな見どころがいっぱいありますから、なるべく捜索範囲は幅広くしたほうが得策でしょう。駅から近い場所・遠い場所どちらにも、さまざまな施設が存在します。
住宅型有料老人ホームや介護付き有料老人ホーム、グループホームや高齢者住宅、そしてサービス付き高齢者向け住宅と最近需要が高い施設が漏れなく集まっていることは賞賛に値するでしょう。しかしこれからも新しい施設の建設が計画されているという情報があり、今の阿波富田駅は介護時業界のサービス精神がひしひしと感じられるエリアとなっています。


























