事代主神社のお膝元にある駅です。住宅街の中心地です

2016年の7月に、開業からちょうど1世紀となる記念日を迎えた撫養駅は、開設当初現在と同じ駅名を名乗っていましたが、これまでに数回、駅名の改称を経験してきました。現在の名前に戻ったのは第二次大戦が終わって数年後のこと。撫養駅の運営業務は、40年以上前から簡易委託され、現在は駅員が派遣されない体制に入っており、駅の利用率はかなり昔から低いものと推定されています。
撫養駅の周囲の土地は、一般的な住宅街として以前から使われてきました。ただし駅の北西の土地は、大半が緑豊かな山地の一部であり、その手前に、事代主神社があります。このほかにもこの緑地帯の周縁部には、善徳寺・岩崎神社・法泉寺のような寺社仏閣が点在しています。
このほかに、駅の周辺で目立つ施設といえば、市役所があり、駅から東方向にしばらく歩いていただくと見えてきます。撫養駅の近くで幹線道路をご利用になる場合は国道28号線が便利であり、またそのまま経由していただけば県道12号線・184号線への乗り入れが簡単にできます。
撫養駅は、JRの鳴門線の管内にある駅です。終着駅である鳴門駅と隣接していますが、乗り換えができるのは発着駅である池谷駅です。もっとも小規模な路線のため、撫養駅と池谷駅はわずか5区間しか離れていません。池谷駅を中継地点にしていただくことで、高徳線への乗り継ぎができます。高徳線の管内では、よしの川ブルーラインと接続している佐古駅や、牟岐線と接続している徳島駅に短時間でアクセス可能です。
撫養駅界隈でも、他の地域と同様に少子高齢化の動きは年々顕著になっています。駅から近い場所に的を絞って介護施設をお探しになる場合は、ご入居が「速やかに可能か否か」に注意しましょう。特に老人保健施設や特別養護老人ホーム等の公的な施設の場合は、しばらくの期間待機を余儀なくされるケースがあります。
なお駅から1~2kmくらいの場所に行きやすい範囲で民間の施設を確認する場合は、サービス付き高齢者向け住宅があります。実際に撫養駅から徒歩10~20分くらいの場所にて人気を博している施設があります。
ただし、全体として施設の密度が高い地域ではありません。5km圏内、あるいは10km圏内といった広い範囲を設定して探してみることも大切です。デイサービスや訪問介護の部門を併設しているところもありますから、一度体験してサービスの内容を体験してみましょう。