神社の中では、海に関する絵馬や廻船模型が奉納されています

徳島県には、「阿波の三金刀比羅」が長年存在しています。徳島市勢見町と徳島市川内町にひとつずつ金刀比羅神社が鎮座しており、また鳴門市撫養町にも金刀比羅神社があります。金比羅前駅は、この神社の目の前に位置しています。2016年の夏に開業からちょうど1世紀となる節目の日を迎えたばかりです(開設当初は、まだ停留場でした。駅に昇格したのは昭和初期に入ってからのことです)。
金刀比羅神社は深い緑に包まれた神社。この神社は、山林地帯の周縁部に位置しており、その一方駅の南側は、撫養川の北岸に面しています。民家などは主に駅と、金刀比羅神社の間の細長い一帯に集中し、川の向こう側にも集落が形成されています。
金刀比羅神社の北側に広がる山林の間を走り抜ける幹線道路(神戸淡路鳴門自動車道)は、高松自動車道や徳島自動車道と近くで接続しています。金比羅前駅の付近の車道に設けられたバス乗り場で待っていると、徳島バスが運行する路線をご利用になれます。
金比羅前駅は、JRの鳴門線に所属する駅です。終着駅である鳴門駅とは2区間、発着駅である池谷駅とは4区間離れています。池谷駅では、高徳線への乗り継ぎが可能。高徳線の管内では、佐古駅や徳島駅に短時間でアクセスできるようになり、徳島駅では阿波室戸シーサイドラインへの乗り継ぎができます。
金比羅前駅は、とても昔から職員が派遣されない状態に入っています。駅はプラットホームが1面のみ、線路がひとつだけで運行されています。利用率はかなり低いものと思われますが、残念なことに具体的な乗客数の調査は、近年されてないようです。
金比羅前駅の周囲に建てられている介護施設に興味をお持ちの場合は、駅からまずは3kmくらいの範囲を探索します。ただし、駅から極端に近い範囲にこだわりすぎてしまうと、見つけにくくなります。そして、なかなか入居がすぐに可能な施設が出てこない場合は、範囲を拡大したほうが大事です。
施設の種類に関しては、サービス付き高齢者向け住宅などを発見できる可能性があります。入居後のコストについては、月額使用料・入居一時金ともに10万円から15万円くらいの低価格で入居ができます。