大田原市唯一の駅を起点に、気軽に入れる施設を探し出しましょう

市役所をはじめ市内の中心地区などに近接する交通機関ではありませんが、工場や倉庫の用地が集積した一帯にあり、おびただしい労働者の通勤や移動を支えています。工業開発が進められた地域が近い一方で、野崎駅の周辺にはまだ手つかずの土地が保存されています。チョウゲンボウの繁殖地としてバードウォッチングの愛好家の注目を集める場所などがあり、環境面では申し分ないといえます。
幹線道路に関しては、国道4号線や461号線が代表的ですが、市の内外を移動する際は県道192号線や306号線も頼りになる道路です。バスに関しては、民間のバス事業者は現在駅前に進出していません。市民の足となっているのは市営のコミュニティバスです。
野崎駅は、JRの宇都宮線の管内にある駅ですが終着駅である黒磯駅と3区間しか離れていません。黒磯駅では、長大な東北本線の一部(白河や郡山)に乗り換えられるというメリットがあり、一時下車するケースは増えそうです。そのひとつ手前にある那須塩原駅は、在来線などの路線とは接続していません。しかし東北新幹線が停車するため、関東地方や東北地方の遠くに用事があるときは利用価値が高い駅に変わります。
これらの駅と反対側に関しては、近距離圏内に乗り換え先が豊富だとはいえませんが、烏山線と接続している宝積寺駅は例外となっています。その2区間先に行くと、宇都宮駅が見えてきますから乗り換えのチャンスは大幅に増加します。
野崎駅の利用率は、微々たる人数ではあるものの10年以上前から上昇しています。1日あたりの乗客数は、2001年から2008年までは1000~1200人の範囲で上下していました。しかし2009年以降は1200人以上を連続して記録しており、2013年には1300人をとうとう上回っています。
野崎駅の周辺には、高齢者が精神的に豊かな暮らしを送れる土地が散在していますが、施設の軒数にまだ少な目です。この点は現在改善が試みられているところですが、施設探しをするときは最初から10キロ以内くらいの距離を設定して、あるいは10キロを優に超える距離を設定するなどして広域の中で進めていくことが大事です。
施設の区分に関しては、安めの料金体系を導入しているサービス付き高齢者向け住宅をよく見かけます。もっとも、各種有料老人ホームやグループホームがひと昔前と比べてだいぶおなじみの施設になってきました。