パノラマ
那須郡内における静かなベッドタウンの一角です
2014年の9月に、開業から50周年の記念日がやってきた高久駅。もっとも信号場だった時代が長く、その期間を合わせるとほぼ1世紀におよぶ歴史を持っています。正式な駅に昇格する前から、乗車券の販売が実施されていました。
現在は、相対式のプラットホームを有しており、線路はそのホームの間に上り・下りの合計2本が敷設されています。しかしかつて旧鉄道省が制作した記録映画の中では、単線区間の駅または信号場の見本として撮影・編集されています。
高久駅の周囲は非常に人口密度が低い地域となっています。少し歩いたところに、道沿いに住宅などが少数立ち並んでいます。駅の西側に出ると、目の前に県道211号線が延びている風景が目にとまります。国道4号線へは、この211号線に沿って南西方向に歩くと20～30分くらいでアクセスできます。
高久駅は、JRの東北本線に所属する駅です。隣接する黒磯駅は、東北本線の一部（宇都宮線）の管内に入りたいときによく選ばれる中継地点です。反対方面では、4区間先へ行くと新白河駅にたどり着きます。この駅では東北新幹線への乗り継ぎが実現します。
新白河駅から7区間進むと安積永盛駅に着きますが、この駅では水郡線への乗り換えが可能となります。安積永盛駅の隣には郡山駅が所在しますが、この駅は東北新幹線のほか、山形新幹線・磐越東線・磐越西線への乗り継ぎ場所としてよく使用されています。
高久駅は、30年以上前から職員が常駐しない体制で運営されています。駅の利用率は実際にところ非常に低いです。近年の調査結果を振り返ると、1日あたりの乗客数は50人をずっと下回っている様子がうかがえます。
高久駅の周辺で介護施設を探すことは決して簡単なことではありません。人口がかなり限られているため、どうしても施設を積極的に建てようという動きが持ち上がることは少ないようです。もちろん少子高齢化の波はこのエリアにだって着々と押し寄せていますから、ニーズは確実にあるのですが。いずれにしても、最初の時点から広い範囲をターゲットにすることが大事でしょう。たとえば、駅から5キロ以内といった距離を設定して、徹底的に探してみていはいかがでしょうか。
特別養護老人ホームのような公営の施設はやはり人気が高いですが、競争が激化する傾向が強いです。民営の施設、たとえばグループホームあたりにも、意識して関心をもつようにしたほうが合理的でしょう。 画像の一部はwikipediaから引用しています
