駅と同名の町役場や城の痕跡を取り囲んだ公園に近いです
壬生駅が発足したのは、今から80年以上昔の昭和初期のことでした。昭和末期までは、近くを流れる思川の河川敷につくられた砂利採取場に続く、一種の専用線が延びていました。現在はその名残がプラットホームの一部に残るだけとなっています。壬生駅がある場所は、下都賀郡壬生町の中心市街地といえます。四方を宅地などに取り囲まれており、人の気配がない土地に出るには少し歩く必要があります。町役場をはじめ、公的な施設がいくつか集まっており、町内では便利な暮らしができるエリアに入ります。特に、近くに位置する城址公園は、図書館や公民館といった施設が建てられていると同時に、江戸時代まで壬生藩の本拠地だった壬生城の土塁や堀などが保存されていて、一見の価値があるスポットとなっています。壬生駅は、県道121号線に近い位置にあり、この車道を通って県道18号線を皮切りにたくさんの幹線道路にアクセスすることが可能です。マイカーを持っている世帯がたくさんあることから、駅のそばにはパークアンドライドのために用意された駐車場が広がっています。壬生駅は、東武宇都宮線に所属する駅です。管内では発着駅にやや近く、3区間しか離れていません。管内では乗り換えができる駅は、この発着駅である新栃木駅のみとなります(ちなみに新栃木駅は、日光線と接続しているのですが区間などの制限を行いながら直通運転も実施されています)。壬生駅の利用率は、管内で見ると低い方ではありません。町役場の最寄り駅といった立地上の重要性が高いため、1日あたりの乗降客数を計算すると、近年は2000人を軽く超えるくらいの結果が出ています。これは、隣駅の5倍くらいに達するデータです。壬生駅を起点として介護施設をチェックするときは、駅から1~2キロくらいの近場をまず徹底的に調べることが大事でしょう。ゆっくり歩いても駅から10数分、うまくいけば10分とかからずに到着できる施設にめぐり会える可能性がありますから。ただし、あいにくとそれらの施設が多いというわけではありません。なかなか作業が進捗しない場合は、思い切って探す範囲を広げたほうが正解でしょう。施設の区分に関しては、グループホームがいちばん探しやすいでしょう。認知症を患っていないのであれば、サービス付き高齢者向け住宅・住宅型有料老人ホームなどを探したほうがよいと思われます。月額使用料は、平均額を割り出すとおそらく20万円を下回るでしょう。

















